「田中選手頑張って」パリ五輪カヌー代表、後輩から激励 岐阜・中津川の母校と市役所訪問

AI要約

カヌー・スラローム男子で、パリ五輪出場内定の田中雄己選手が母校を訪れ、後輩らから熱いエールを受けた。

第一中学校での激励会では、生徒や教職員から応援の言葉を受け、田中選手が目標に向かって挑戦する姿勢を示した。

また中津川市役所でも激励を受け、田中選手は五輪でメダル獲得を目指す意気込みを語った。

「田中選手頑張って」パリ五輪カヌー代表、後輩から激励 岐阜・中津川の母校と市役所訪問

 カヌー・スラローム男子で、今夏のパリ五輪出場を内定している田中雄己選手(22)=駿河台大=。調整の合間をぬって11日には、出身地の岐阜県中津川市内の母校などを巡り、後輩らから熱いエールを受けた。

 同市駒場の第一中学校での激励会には、全校生徒226人や教職員らが参加。田中選手の恩師でもある原篤寛教頭が「駅伝でも活躍しており、当時から最後まで諦めない姿が印象的だった」と紹介。生徒会長の丸山隼汰さん(14)は「誇らしい先輩。田中選手のように努力を重ねて、私たちもこれからの生活を頑張りたい」と語った。全員で声をそろえて「オリンピック、頑張ってください」とエールを送り、花束を渡した。田中選手は目標に向かって挑戦する大切さを説いた後、「皆さんの応援がすごく力になっている。五輪ではメダル獲得を狙う」と意欲を語った。

 またカヌー競技の恩師である加藤哲平さんとともに訪れた中津川市役所では、小栗仁志市長や市体育協会の丸山充信会長から激励を受けた。

 同市内出身者のオリンピアンは、1992年バルセロナ、96年アトランタ両大会にボート競技で出場の岩畔道徳さん(蛭川中出身)以来4人目。