養護学校近くで相次いだクマ目撃 生徒の下校に職員付き添う 青森市

AI要約

青森市の学校近くで相次いでクマが目撃され、県内でのクマの目撃が100件を超えていることが報じられました。

青森市の第二養護学校近くで車に乗っていた学校職員がクマを目撃し、学校周辺に注意喚起の看板が設置されるなど、安全対策が強化されています。

県内ではクマによる被害が相次いでおり、生徒や住民の安全のため、県や市は注意喚起を行っています。

養護学校近くで相次いだクマ目撃 生徒の下校に職員付き添う 青森市

けさ早く青森市の学校近くでクマが相次いで目撃されました。県内の目撃はことしすでに100件を超えていて県は注意を呼びかけています。

★青森放送 木下玲斗記者

「はじめにクマの目撃があったのは第二養護学校のすぐ近くです クマはこちらの茂みから道路を横切り田んぼの方へ走り去ったということです」

きょう午前5時すぎ、車に乗っていた学校の職員がクマ1頭を目撃しました。現場は青森市戸山の青森第二高等養護学校の西側100メートルの市道です。1時間後には養護学校の東側の雑木林でもクマ1頭が目撃されました。半径1キロ以内には複数の小中学校や住宅、田畑が広がっていますが人への被害や食害は無いということです。当時学校では寄宿舎の生徒への朝食の準備が行われていました。市は注意喚起の看板を設置。学校では下校時刻、職員が生徒をバス停まで送り届けていました。

★青森第二高等養護学校 鈴木朋絵教頭

「生徒の学びの場である学校そして生活の場である寄宿舎のすぐ近くでクマが目撃されたことに大変驚いています 今週いっぱい生徒が使用している最寄りのバス停に職員が一緒に行って安全を確認、見守るという形を考えています」

県よりますとことし県内のクマの目撃は今月7日時点で105件、先月には86歳の男性が深浦町の山中でクマに襲われけがをしました。県などはクマが出没した場所にはなるべく近づかず、生ゴミなどは外に放置しないよう呼びかけています。