広島市大規模土砂災害から10年 土砂災害防止ついてのシンポジウム 全国から防災担当者1100人が参加

AI要約

広島市で開催されたシンポジウムでは、全国の行政機関が集まり土砂災害防止の取り組みを考えました。

毎年開催されるこのシンポジウムでは、激甚化する土砂災害への課題を共有し、地域の対策に役立てられるよう努めています。

パネルディスカッションでは、過去の土砂災害や雨の特徴について詳細に議論されました。

広島市大規模土砂災害から10年 土砂災害防止ついてのシンポジウム 全国から防災担当者1100人が参加

本格的な雨のシーズンを迎え全国の行政機関から防災の担当者などが集まり土砂災害防止に向けた取り組みについて考えるシンポジウムが広島市で開催されました。

このシンポジウムは激甚化する土砂災害への課題を共有し、地域の対策に役立ててもらおうと国と各都道府県が毎年、開催しているものです。

今年は2014年8月の大規模土砂災害から10年を迎える広島市が開催地となり、全国の行政機関の防災担当者を中心におよそ1100人が出席しました。

中でもパネルディスカッションでは2018年の西日本豪雨を始め、これまで土砂災害発生の引き金となった雨の様々な特徴が紹介されました。

【広島大学 防災・減災研究センター 海堀 正博 センター長】

「(雨が降る期間の)最後の方で強く降る、これがあると、広島県は非常に弱い、全国でも同じような形で土石流等の発生につながる例は非常に多い」

7日は、大規模土砂災害が発生した広島市安佐南区の八木地区を始め被災地をめぐる現地研修会も予定されています。