クローズド型“環境に配慮” 一般廃棄物最終処分場〈宮城・気仙沼市〉

AI要約

気仙沼市が新しい一般廃棄物最終処分場を完成させ、運用を始めました。

新処分場は環境に配慮したつくりで、屋根があり、臭いや騒音などを外部に出さないように注意が払われています。

施設は40億6千万円かけて整備され、15年間の利用を想定しています。

宮城県気仙沼市が整備を進めていた新しい「一般廃棄物最終処分場」が完成し、6月5日から運用が始まりました。屋根があり環境に配慮したつくりが特徴です。

5日の開所式には気仙沼市の菅原茂市長や施設の関係者、およそ40人が参加しました。新たに完成した処分場は、既存の施設がまもなく埋め立て満了を迎えることから、市が40億6千万円かけて整備してきました。

新たな処分場の埋め立て面積は9100平方メートル、容量は8万立方メートルで、焼却灰や砕かれた不燃物などを受け入れます。

処分場は屋根を設けたクローズド型で、臭いや騒音、粉じんなどを外部に出さないよう配慮したつくりとなっているほか、埋め立て部分は二重の遮水シートにするなどして、地下への漏水防止を徹底し、周辺の環境に影響がでないようにしたということです。

気仙沼市 菅原茂市長

「今後市内から出るごみを減らしながら、焼却灰の減量を進めて、この処分場がなるべく長く持つように努めたい」

市では15年間の利用を想定しています。