三浦海岸海水浴場、24年夏は開設見送り 希望者ゼロ、設置団体も解散

AI要約

三浦海岸海水浴場が今年は開設されず、海の家の設置希望者がいなかったため再開の道のりは険しい。

昨年は海の家が設置されたが、今年は見送られたことが明らかになった。

運営費の負担が大きくなり、財政上の理由で海水浴場の運営が困難になったという。

三浦海岸海水浴場、24年夏は開設見送り 希望者ゼロ、設置団体も解散

 東京湾の身近な海水浴場として親しまれてきた三浦海岸海水浴場(神奈川県三浦市)が今年は開設されないことが3日までに分かった。運営費の確保に欠かせない海の家の設置希望者がいなかった。海水浴場の設置者である「三浦海岸海水浴場運営委員会」も5月に解散しており、再開への道のりは険しそうだ。

 昨年は2軒の海の家が設置されたが、今年は見送られた。

 昨年に海の家「丸長荘」を建てた同海水浴場組合の吉田勝組合長は「今年は救護関連費など海水浴場を運営するための負担が大きくなり、設置を断念した」と説明する。関係者によると、昨年までは運営委員会が運営費の一部を負担していたが、今年は財政上の理由で困難になったという。