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下田であじさい祭開幕 三分咲きで見頃は中旬
下田市の下田公園で開催中の第53回あじさい祭について。今年は花付きが良く、色も濃いアジサイが咲き誇る。
園内には100種以上、15万株のアジサイが植わり、観光客はアジサイと市街地や下田港の景色を楽しんでいる。
期間中は茶屋やテラスカフェも営業し、下田太鼓伝統保存会の演奏も楽しめる。
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日本一のアジサイの群生地として知られる下田市の下田公園で1日、「第53回あじさい祭」(実行委員会主催)が開幕した。開花は例年並みで、今年は花付きが良くて色も濃いという。現在は三分咲き。6月中旬の見頃を見込む。イベントは30日まで。
園内には100種以上、15万株が植わり、ピーク時は約300万輪が咲き誇る。来園者は赤や青、紫色のアジサイと一緒に市街地や下田港を望んだり、写真を撮ったりして楽しんでいる。
群馬県から夫と来た井野美咲さん(34)は「地元にはここまで大きなアジサイの群生地はない。とてもきれいで、開花が進んだらもっと美しいと思う」と笑顔を見せた。
オープニングセレモニーで実行委の高瀬雄司委員長は「まだ咲き始めで、これからどんどん咲いてくる。下田の観光シーズンの幕開けとして成功させたい」とあいさつした。来賓を交えたテープカット、下田太鼓伝統保存会による勇壮な演奏で開幕を祝った。
期間中は「あじさいあんみつ」などが味わえる茶屋やテラスカフェが園内で営業する。9、16日にも同保存会が演奏を披露する(雨天中止)。
問い合わせは市観光協会〈電0558(22)1531〉へ。