稚内―サハリン、ロシアが旅客船計画 引退した流氷観光砕氷船「おーろら2」活用

AI要約

ロシア・サハリン州の運輸会社などが、引退した網走沖の流氷観光砕氷船「おーろら2」(489トン)を活用し、同州南部コルサコフと稚内市を結ぶサハリン航路で旅客船の運航を計画している。

旅客船は同州の州都ユジノサハリンスクの複数企業が計画し、サハリン航路では2018年9月に休止して以来になる見込み。

おーろら2は道東観光開発(網走)が手がける流氷観光で長年観光客らに親しまれ、22年3月に引退した。ベトナム企業が所有しており、ロシア側関係者によると、改修と運航を担当する予定。

稚内―サハリン、ロシアが旅客船計画 引退した流氷観光砕氷船「おーろら2」活用

 ロシア・サハリン州の運輸会社などが、引退した網走沖の流氷観光砕氷船「おーろら2」(489トン)を活用し、同州南部コルサコフと稚内市を結ぶサハリン航路で旅客船の運航を計画している。5月31日には稚内港への初の試験運航を行った。ウクライナ侵攻を巡り日ロ関係が悪化し、需要の見通しは不明だが、6月中の本運航を目指している。

 旅客船は同州の州都ユジノサハリンスクの複数企業が計画。実現すれば、サハリン航路では2018年9月に休止して以来になる。

 おーろら2は道東観光開発(網走)が手がける流氷観光で長年観光客らに親しまれ、22年3月に引退した。その後、ベトナム企業が購入、所有しており、ロシア側関係者によると、この企業が外航船として必要な改修と運航を担うという。