「2050年の人口増加率が高い東京23区」ランキング! 2位は「港区」、1位は?

AI要約

国立社会保障・人口問題研究所が、2020年の国勢調査を基に、2050年までの30年間にわたる人口推計結果を発表しました。

今回は「2050年の人口増加率が高い東京23区」のランキングを見ていきます。第2位は港区で、人口増加率は20.0%です。

第1位は中央区で、人口増加率は24.7%で、再開発が進む中で伝統と現代が融合するエリアとして人気です。

「2050年の人口増加率が高い東京23区」ランキング! 2位は「港区」、1位は?

 国立社会保障・人口問題研究所では、将来の人口を都道府県別・市区町村別に求めることを目的として、2020年の国勢調査を基に、2050年までの5年ごと30年間について男女・5歳階級別に推計し、その結果を発表しました。

 今回はその中から「2050年の人口増加率が高い東京23区」のランキングを紹介します。東京都の中でも「特別区」となっている23区のうち、2020年の人口と2050年の推計人口を比べた時の人口増加率が高い区はどこだったのでしょうか。さっそく見ていきましょう。

(出典元:日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)|国立社会保障・人口問題研究所)

 第2位は「港区」で、人口増加率は20.0%でした。2020年の人口は26万486人でしたが、2050年には31万2556人になることが予測されています。

 東京都のほぼ南東部に位置する港区。中央区や江東区、千代田区、新宿区、渋谷区、品川区に隣接し、東京湾に面しています。80以上の坂があることでも知られており、さまざまな名前が付けられています。

 港区の人口は1959年以降減少。緩やかな減少傾向が続いた後、地価の高騰などを背景に1985年以降は急激に減少しました。区は定住促進政策などを打ち出して人口減に対応したほか、臨海副都心の開発が進んだことや大規模集合住宅が建設されたことなどにより、1996年から増加傾向となりました。近年では、生産年齢人口・年少人口共に増加しています。

 第1位は「中央区」で、人口増加率は24.7%でした。2020年の人口は16万9179人でしたが、2050年には21万897人になることが予測されています。

 東京23区のほぼ中央に位置する中央区。大部分が江戸時代以降に埋め立てられたことから起伏が少なく、コンパクトな区域が特徴です。

 2023年1月時点で定住人口が17万4074人となり、1953年以来の最大人口を更新しました。1997年には最低人口(7万2090人)を記録しましたが、近年増加に転じています。また、晴海・勝どき・月島などでは再開発が進み、近代的な暮らしと昔ながらの下町の雰囲気が共存する魅力的なエリアとなっています。