「パー3」で大たたきしないマネジメント術とは? 木村怜衣

AI要約

ショートホール(パー3)でのスコアアップに悩むアマチュアゴルファーSさんへのアドバイス。

距離が短い=大チャンスと思い込むことでかえってプレッシャーをかけてしまうことがある。

狙い所を明確に設定し、グリーン周りのハザードも考慮して戦略的にプレーすることが重要。

「パー3」で大たたきしないマネジメント術とは? 木村怜衣

【アマチュアゴルファーSさんの悩み】

「なぜかショートホール(パー3)で大たたきすることが多く、トリプルボギーやダブルパーも珍しくありません…。攻略するための考え方やマネジメント法はありますか?」

【木村怜衣のレスキュー回答】

距離が短い=大チャンスと考え、いつもと違うマネジメントをとる人は多いもの。シビアに狙い過ぎると、池やバンカーに入れてしまうリスクは高くなります。クラブ選択も含めていろいろ悩み過ぎて、自身に余計なプレッシャーをかけてしまう人も多いでしょう。心に余裕を持ってリズムよく打つことこそ、パー3攻略のカギだと考えます。

ピンまで180ydと聞くと、距離が長くて難解と思う人は多いでしょう。そんなときはグリーン全体の大きさを考えます。グリーンが30~40ydの大きさがある場合(ピンがセンターなら)160ydを打てばエッジに届きます。ピンまでの距離だけではなく、エッジまでの距離も考慮すると気持ちが楽になります。

ティショット前に頭に浮かべることは、絶対に行きたい場所=落とし所が良いです。行きたくない場所、例えば「あのバンカーには入れたくない」と思っていると、そこばかりに集中して結果的にバンカーにつかまるケースは多い。打つ前に頭に浮かべる場所は、狙い所のみにしましょう。

ピン位置とグリーン周りのハザードを考え、事前にOKとNGゾーンを決めます。グリーンを外してしまうと次のアプローチが難しくなるため、ピンのショートサイドはNG。グリーンを外しても寄せやすいアプローチが残る場所はOK。戦略的に狙うことで、何となく打っていくよりも確実にスコアがまとまります。

・グリーンエッジまでの距離も考慮する。

・行きたくない所は考えない。

・OKゾーンとNGゾーンを決める。

取材協力/カメリアヒルズカントリークラブ