「プラスサイズモデルは多様性ノルマ達成のためにいるの?」ダンサー・モデルのAimeeの自己表現と自己受容の旅

AI要約

アフリカ系アメリカ人と日本人のハーフであるAimeeは、プラスサイズモデルとしての印象にとらわれず、自己表現と自己受容の重要性を強調している。

ダンサーとしてキャリアをスタートしたAimeeは、高校時代に一時期ダンスを離れていたが、大学で再びダンスに打ち込み、その情熱を持ち続けている。

退職後にニューヨークへ行ったAimeeはダンスの挫折を経験し、厳しい現実と向き合うことになったが、自己成長につながる貴重な経験として捉えている。

「プラスサイズモデルは多様性ノルマ達成のためにいるの?」ダンサー・モデルのAimeeの自己表現と自己受容の旅

「日本では、プラスサイズモデル=『ぽっちゃり』と印象が強いですが、私自身はもっとクールで、心も体も健やかでありたいと思う」

と話すのは、アフリカ系アメリカ人の父と日本人の母を持つAimee。今回は、ダンサーやモデルとして活動し、母でもある彼女にスポットライトを当てて、「自己表現」と「自己受容」の大切さについて話を聞いた。

私のダンスキャリアは、小学生の時に妹の影響で始めた、地元のスポーツセンターでの週一回のクラスからです。中学に上がると、ダンスへの情熱が本格的に芽生え、スタジオで練習を積み重ねていましたね」とAimeeさん。

しかし、高校に入ると周りは大学受験に向けて頑張るフェーズに。Aimeeさんもダンスはやめて学業に専念したそう。「早稲田大学に合格し、文化学、心理学、哲学を学びながら、ダンスサークルに入り、The大学生ライフを満喫していました。卒業後、商社に就職しましたが、自分に合わない環境だと感じ、すぐに辞めました。

ここまでの人生をAimeeさんは、周りの人に流されまくって過ごしていたと話す。「でも振り返ると、この人生が気に入っています。今でも人に流されますが、乗っていい波なのか判断ができるようになりましたし、自分にストレスや我慢がないことであれば、人に流されたっていいのだと思うようになりました」

 

退職後は、ダンスの世界に戻り、自己の道を探求しようと決め、ニューヨークに行ったAimeeさん。そこで、人生初めての挫折を味わったのだとか。

ダンスのスキルを磨くために行ったものの、『私はいままで日本で、アフリカ系アメリカ人という見た目で、重宝されていたのかもしれない』と、厳しい現実に直面しました。実際にニューヨークで踊っている人たちの自信とパッションを表現する力に圧倒されてしまいました。そして何もできず、3ヶ月で日本に帰りました。しかし自己成長には必要な経験でした。