ノスタルジックな台湾を感じるなら。「嘉義」で100年続く市場、戦後のレシピでつくる鶏肉飯、レトロな看板…

AI要約

花蓮地震の被害に心からお見舞い申し上げます。

CREA Due『愛しの台湾』を刊行し、嘉義の魅力を紹介。

嘉義の歴史的街並みや観光スポットを楽しむ方法を紹介。

ノスタルジックな台湾を感じるなら。「嘉義」で100年続く市場、戦後のレシピでつくる鶏肉飯、レトロな看板…

 台湾東部・花蓮で発生した地震の被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

 CREA編集部では、台湾観光庁の声明や、現地コーディネーターからお話をうかがい、台湾を応援する気持ちを込めて、完売したCREA春号をハンディサイズにムック化した、CREA Due『愛しの台湾』を刊行します。その一部を抜粋し、掲載します。

 CREA編集部一同、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

「真夏でなければ、嘉義は徒歩か自転車で回るのがいいですよ」

 嘉義で古道具屋を営む蔡小芳さんの言葉通り、歩いて街を巡ると、色褪せた看板、市場をうろつく老いた野犬、淡いブルーの鉄窓花と、次々現れるノスタルジックな光景に眩暈がしてくる。

 台南の北に位置し、阿里山のゲートシティでもある嘉義は、日本統治時代に林業で栄えた街。いまも当時の面影を色濃く残し、特に近年は若者の移住先としても人気を集めているのだとか。

 「時間の流れがゆったりしているから、4泊ぐらいのんびり滞在して」と語るのは、蘭桂坊花園酒店の顏永明さん。徒歩や自転車で回りやすいサイズ感、年中温暖な気候。都市開発の波から取り残されたような風景……。嘉義で過ごすうちに誰しも時を忘れ、不思議と呼吸もゆったり、深くなっていく。

アクセス

台北駅から高鐵嘉義駅は、台湾高速鉄道で約1時間30分。街の中心部までは、さらに嘉義客運BRT7212バスに乗り「嘉義市運中心」で下車(約25分)。バスは高鐵の切符を提示すると運賃無料に。

 レトロな看板が目を奪う1949年創業の果物店。パパイヤミルクやカットフルーツが名物で、果物は台湾南部で採れた新鮮なものばかり。

 手づくりプリンもコクがあって美味。

嘉義七彩冰果室(ジャーイーチーツァイビングォシー)

所在地 嘉義市西區中山路329號

電話番号 05-227-1953

営業時間 10:00~21:00

定休日 無休

※カード不可