“飛行機の荷物棚で横になる謎の女性”を捉えた動画に驚きの声…「ワイルド過ぎ」「どうやって入ったの?」

AI要約

航空機内で荷物棚の中で寝そべっている女性が話題になり、ワイルドな動画として注目された。

荷物棚は安全ではなく、乗客の安全を保証できる場所ではないこと、棚には重量制限があることが指摘されている。

異常な行動や状況を乗務員に報告するべきであり、障害や病気を抱えている可能性も考慮すべきだという意見もある。

“飛行機の荷物棚で横になる謎の女性”を捉えた動画に驚きの声…「ワイルド過ぎ」「どうやって入ったの?」

航空機内の頭上に設置された荷物収納用の棚の中で、女性が寝そべっている様子がTikTokに投稿され、話題になった。ワイルドな動画としてニュースでも取り上げられ、多くの人々の注目を浴びたが、荷物棚に入ることの危険や、動画投稿に関する問題点を指摘する声もある。

話題の動画は、米サウスウエスト航空の機内で撮影された。9秒ほどの短いもので、1人の女性が荷物棚の中で、これから昼寝でもするかのように、平然と寝そべっている。乗客たちは頭上の女性に困惑しつつも、特に騒ぎ立てる様子もなく、指定された座席に座っていた。

投稿は5月上旬に行われており、ニューヨーク・ポスト紙によれば、510万回再生されていたという。オリジナルの動画はすでに削除されているが、別のアカウントやメディアのニュース動画などで現在でも見ることができる。女性の素性や荷物棚の中にいた理由は不明だ。

元の投稿者は、「サウスウエストってワイルド過ぎ」というキャプションをつけていたという。デイリー・ミラー紙によると、動画を見た人々からは、「いったいどうやって入ったの?」という驚きのコメントのほか、「最大限にくつろいでいて、いい感じ」「実際のシートより快適そう。枕もらって扉閉めたい」など、興味を示すコメントもあった。

寝そべっているのは客室乗務員ではないかという意見もあった。実は2019年に、サウスウエスト航空の客室乗務員が荷物棚から顔を出しているのが発見され、乗客の1人が、ソーシャルメディアにその様子を投稿していた。CNNによれば、このときサウスウエスト航空は声明を出し、乗務員が「束の間の楽しみ」を満喫していたと説明。通常行われるものではないとしていた。

今回の動画は面白おかしい事件として拡散されたが、棚はあくまでも荷物のためにあり、乗客の安全を保証できる場所ではないと、航空関係者がCNNに話している。荷物棚はかなりの重量に耐えられるよう設計されているが、だからといって人が入っても安全というわけではない。そもそも棚に上り下りすること自体にも、事故の危険が付きまとうということだ。

長らく客室乗務員を務めていた男性は、近年航空機内で手に負えない客の行動が増加しているが、すぐに迷惑行為と考えてはいけないとCNNに述べる。その人物が(薬物など)何らかの影響下にある、または精神状態が良くない場合もあるからだ。乗客が棚にいた場合、何よりもまずその人を外に出し、安全を確保することが適切だとしている。

さらに、もし荷物棚に人がいるなどの異常を発見した場合、乗客は自分で介入せず客室乗務員に知らせるべきだと指摘する。客同士の衝突を引き起こし、機内が混乱する事態を避けるためだという。また、障害や病気を抱えている人の行為である可能性もあり、今回のような出来事を撮影し投稿することは、控えるべきだとも話している。

CNNによれば、サウスウエスト航空の担当者は今回の事件を承知しており、現在調査中だとしている。