和歌山城クリーン作戦 陸自隊員らが作業、幼稚園児らに乗車体験も

AI要約

和歌山市の和歌山城で陸上自衛隊第37普通科連隊による「クリーン作戦」が実施された。

作業内容や効果について細かく報じられ、市との協力関係も強調された。

隊員たちの活動や地元の幼稚園児への体験イベントについて述べられた。

和歌山市の和歌山城で22、23の両日、陸上自衛隊信太山駐屯地(大阪府和泉市)に所属する第37普通科連隊の隊員による「クリーン作戦」が行われ、2日間で延べ約200人が活動を行った。

同城を管理する市によると、作業が難しい場所の清掃を市が同隊に依頼し、同隊がロープを使う高所訓練なども兼ねて平成4年から実施しており、今回で32回目。瓦や石垣のぐらつきなどの確認も行っており、文化財の維持管理の観点からも効果的だという。

隊員たちは、天守閣の瓦屋根に上ってハトのふんやコケを取り除いたり、石垣の隙間に生えた雑草を鎌で刈るなどして除去したりしていた。

23日は同城の砂の丸広場で人員を運ぶ「高機動車」の乗車体験も行われ、近くの市立岡山幼稚園の園児ら約40人が、隊員たちの誘導でヘルメットをかぶって順番に座席に乗り込んだ。参加した乾祥太朗ちゃん(5)は「ちょっと体がグラグラしたけど楽しかった」と話した。