渋谷アクシュ、青山通り公開空地で屋外展示「NANZUKA PUBLIC」がスタート。アートバー「NANZUKA TAKEN」も

AI要約

渋谷2丁目に7月8日に開業する渋谷アクシュで、渋谷の現代アートギャラリーNANZUKAによるパブリックアートプロジェクト「NANZUKA PUBLIC」、アートバー「NANZUKA TAKEN」がスタートする。

「NANZUKA PUBLIC」は、NANZUKAによる新たなキュラトリアル・プラットフォーム。アーティストと共に新たな大型作品を制作し、青山通りに面する「渋谷アクシュ公開空地」において、屋外作品を展示。年に2~3回のペースで展示作品を入れ替え、さまざまなアーティストの作品を通じて、新たな渋谷カルチャーを更新していく。

第一弾は、NANZUKA所属のフランス人アーティスト、ジャン・ジュリアン(Jean Jullien)による水族館。「The Tank(水槽)」と名付けられた本作は、漁師の祖父を持ちブリタニー地方の海岸の町に育ったジュリアンが、幼少期の記憶と空想を膨大に表現する作品。

渋谷アクシュ、青山通り公開空地で屋外展示「NANZUKA PUBLIC」がスタート。アートバー「NANZUKA TAKEN」も

渋谷2丁目に7月8日に開業する渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)で、渋谷の現代アートギャラリーNANZUKAによるパブリックアートプロジェクト「NANZUKA PUBLIC」、アートバー「NANZUKA TAKEN」がスタートする。

「NANZUKA PUBLIC」は、NANZUKAによる新たなキュラトリアル・プラットフォーム。アーティストと共に新たな大型作品を制作し、青山通りに面する「渋谷アクシュ公開空地」において、屋外作品を展示。年に2~3回のペースで展示作品を入れ替え、さまざまなアーティストの作品を通じて、新たな渋谷カルチャーを更新していく。

第一弾は、NANZUKA所属のフランス人アーティスト、ジャン・ジュリアン(Jean Jullien)による水族館。「The Tank(水槽)」と名付けられた本作は、漁師の祖父を持ちブリタニー地方の海岸の町に育ったジュリアンが、幼少期の記憶と空想を膨らませ、ヒラメやタイ、アジといった様々な魚たち、蟹やエビ、タコ、ウナギ、海藻に囲まれて生きる人魚の姿をした生物の物語を紡ぎ出す。

ジュリアンは、本作品に寄せて、次のように語る。

「水族館という誰もがお馴染みの設定は、皆さんの興味を引き、その密集の中心にいる不思議なキャラクターへと誘うでしょう。水中のイメージは私にとって幼少期から馴染み深いものでした。曽祖父は漁師であり、夏休みには父と一緒に釣りを楽しんできました。私は、魚やエビなどの魚介類を描くことが大好きで、いつも子供たちに捕まえた生き物について、現実と架空の話を語っています。私が“The Tank”で渋谷の街にもたらしたいものは、事実とフィクションの融合です。」

また、空山基の彫刻作品や田名網敬一の映像作品をはじめ、佃弘樹、HR.GIGER、ハロシなど、ギャラリー所属のアーティストたちの作品が店内を飾るアートバー「NANZUKA TAKEN」もオープン。店内のソファやテーブルも、中村哲也や大平龍一がコミッションワークで制作した、世界で唯一無二のアートバーだ。東京の新しい文化発信拠点の一つとして、ぜひ注目したい。