「マストロヤンニには信じられないほどの魅力があった」カトリーヌ・ドヌーヴとマルチェロ・マストロヤンニの愛の物語を振り返る

AI要約

カトリーヌ・ドヌーヴとマルチェロ・マストロヤンニの甘い物語を振り返り、映画『Marcello Mio』の制作に関する舞台裏を紹介。

女優と俳優のロマンス、映画撮影のエピソード、そして娘キアラ・マストロヤンニが故父を演じる感動の瞬間。

ロマンティックな映画と現実の愛の物語を織り交ぜ、カンヌ国際映画祭での舞台裏を明かす。

「マストロヤンニには信じられないほどの魅力があった」カトリーヌ・ドヌーヴとマルチェロ・マストロヤンニの愛の物語を振り返る

女優とその娘キアラ・マストロヤンニは、5月21日にカンヌ国際映画祭で彼らの映画『Marcello Mio(原題)』の上映に出席する。本作では、1970年代半ばにおけるカトリーヌ・ドヌーヴとマルチェロ・マストロヤンニの甘い物語を振り返る。

5月15日、彼女はフランスのトーク番組「コテュディアン」の撮影現場で、「彼には信じられないほどの魅力があった」と語った。5月21日、第77回カンヌ国際映画祭で上映されるクリストフ・オノレ監督の『Marcello Mio』に出演するカトリーヌ・ドヌーヴが、4年間のロマンスを共にし、娘キアラをもうけたマルチェロ・マストロヤンニについて語った。

この映画のために、キアラは1996年12月19日に膵臓がんで亡くなった父親の役を演じた。ヤン・バルテスのインタビューに応じたカトリーヌ・ドヌーヴは、かつてのパートナーを「聡明で、内気で、とても面白い人」だったと振り返った。キアラ・マストロヤンニは、父の 「偉大な謙虚さ」と「他人に対する好奇心」を称賛した。

1970年秋、ロマン・ポランスキーが企画したロンドンでのディナーから、このふたりの映画の伝説のストーリーが始まった。ゲストにはカトリーヌ・ドヌーヴとマルチェロ・マストロヤンニがいた。映画のために髪を剃ったばかりの俳優は混乱を招いた。映画『ロバと王女』(1970年)のヒロインを演じたカトリーヌ・ドヌーヴはすぐに彼に気づかなかったほどだ。しかし、ふたりは意気投合した。カトリーヌ・ドヌーヴがベルギーの週刊誌「ル・ソワール」で語っているように、食事は「楽しくて、嬉しくさえもあった」。翌年の夏、ふたりはマルコ・フェレーリ監督の『ひきしお』(1972年)の撮影中に親しくなった。フランスの週刊誌「パリ・マッチ」が公開した一連の写真では、コルシカ島とサルデーニャ島の間に位置するカヴァッロ島で親密な様子を見せた。

カトリーヌ・ドヌーヴは小麦色のブロンドで、完璧なスーツに身を包み、ジーンズ姿の交際相手をじっと見つめている。「彼らが離れたがらないという共通の意志が、この映画の主役カップルに抜擢される理由となった」と、1971年10月9日の「パリ・マッチ」に記されている。マストロヤンニは、彼の犬と一緒に無人島で生活する現代のロビンソンのような役を演じた。一方、カトリーヌ・ドヌーヴ演じる白い服を着た美しき若き女性が、彼の孤独を打ち破る。「これはロマンチックな物語です。20世紀においても、まだ愛で死ぬことができることを示しています」と彼女は語った。そしてすでに、恋愛の始まりの兆候が見られた。