1年間限定で久が原に引っ越した老舗中華料理店『二葉』で、創業当時から変わらないケチャップオムライス。

AI要約

学芸大学で70年間営業していた中華料理店『二葉』が久が原に再オープン。家族経営で昔ながらの味を提供し、特にオムライスが人気。

豚肉入りのケチャップライスが人気のオムライスは、鉄鍋で調理することで独自の味わい。アットホームな雰囲気の店内で存分に楽しめる。

元は魚屋だった場所に位置する二葉は、久が原駅から徒歩1分。休業前からのファンも多く訪れる。

1年間限定で久が原に引っ越した老舗中華料理店『二葉』で、創業当時から変わらないケチャップオムライス。

学芸大学で開業してから70年、2023年12月に惜しまれつつ建て直しのために休業した中華料理店『二葉』が2月に久が原にオープンした。来年春頃までの期限付きで、学芸大学ではなかったお弁当の販売もおこなっている。2代目の古内恵子さんと息子の康夫さんが料理を担当する昔ながらの家族経営スタイルだ。ラーメンやタンメンといった汁麺の提供はしていないものの、そのほかのメニューはほとんど健在。学芸大学のときからのお客さんも多く来店する。

学芸大学で開業してから70年、2023年12月に惜しまれつつ建て直しのために休業した中華料理店『二葉』が2月に久が原にオープンした。来年春頃までの期限付きで、学芸大学ではなかったお弁当の販売もおこなっている。2代目の古内恵子さんと息子の康夫さんが料理を担当する昔ながらの家族経営スタイルだ。ラーメンやタンメンといった汁麺の提供はしていないものの、そのほかのメニューはほとんど健在。学芸大学のときからのお客さんも多く来店する。

そんな常連さんの7~8割が注文するのが中華料理店なのにオムライス。チキンライスがセオリーだけど、『二葉』では創業当時から初代の頃に在籍していた料理人が作っていた豚肉入りのケチャップライスの味をそのまま作り続けている。塩、胡椒、ケチャップのみの味付けで特別なことはしていないけれど、鉄鍋で強火で調理するため、酸味が飛び、甘みのあるケチャップがお米一粒一粒にしっかりと絡まっていて、洋食のオムライスとはまったちがう二葉オリジナルの味わい。

味は変わらないけれど、見通しの良い店内だからよりアットホームな雰囲気の中で落ち着いて食べられる気がした。1年間限定の空間の中で味わうオムライスを目がけて、久が原駅で下車してみよう。

二葉

昭和28年に学芸大学でオープン。仮店舗は久が原駅から徒歩1分。現在の場所は元々魚屋で、隣接する八百屋のほか、かつては肉屋もあり、一帯が小さなマーケットだった。

○東京都大田区東嶺町30-13  11:30~14:30、17:00~20:30(L.O20:00) 不定休 定休日の情報はインスタグラムで更新しているので行く前に確認を。

photo: Naoto Date, text: Eri Machida