仕事="上司の喜ぶようにする"のが正解? 自由な発想をつぶしまくる人が出世する不思議

AI要約

仕事をしていると『アンチテーゼ』な人に遭遇します。同じプロジェクト内で立場も上の緒方さんが、自由な発想のプロジェクトにスピード感を欠く意見を述べている。メンバーを動きにくくしていると感じる主人公は、部署内でアンケートを成功させることに意欲を燃やす。

会議室で天井を見上げるメンバー達。中堅社員やヒラ~リーダーまで様々な人材がプロジェクトに参加している中、緒方さんの意見に疑問を持つ主人公。彼の意見や行動がプロジェクトを停滞させているような気がしている。

自己の部署に40人近い協力者を得てアンケートを進める主人公。次第に緒方さんの力を借りずにプロジェクトを進めていく決意を固める。

仕事=

仕事をしていると『アンチテーゼ』な人に遭遇します。関係のない人ならば、程よく距離を取れば良いですが、同じプロジェクト内、しかも立場も上だと、とってもメンドクサイ!一方で、その人にも意見があるようです。うん。むしろ彼らの方が『プロのサラリーマン』なのかも。うーん。聞いてくれますか?

はい、また始まったよ~

会議室で天井を見上げるメンバー達。

現在、私はとあるメーカーで研究職をしています。

新卒から働く40代の中堅社員、社内の各種プロジェクトにも入っています。

ヒラ~リーダーまでバラエティーに富んだ仕事に参加中。

で、とあるプロジェクト、

『自由な発想で、今までにない価値を!』

という新しいことを始めるためのプロジェクトなのに、いつも止める方がいます。

「焦るな。突っ走り過ぎじゃないか?」

と。

いやいや、それぐらい前のめりの企画が求められてるんじゃないの~?

って思いますが、ヒラばかりのメンバーの中、この人、立場も上なんです。

部長の一つ前くらいのランク。

緒方さん(仮名)と申します。

以前より、緒方さんの意見を伺いながら進んでいる所があり、スピード感に欠ける気がしていました。

その割に、ご自分の部署でプロジェクトを普及して下さい。

とお願いしても、「うちの部署にはフィットしないから」と汗をかこうとしない。

ときおり、呆れていました。

違うタイプの人がいることは財産かもしれない…と考え、立場も上なので尊重はしてきました。

でも、他のプロジェクトに参加するとそんな人いない。

うーん。どう考えても『自由な発想のプロジェクト』に彼はフィットしないのでは?って思っちゃう。

緒方さんがメンバーを動きににくくしてる…と感じることが多々あります。

そんなある日、プロジェクトでアンケートを取ることになり、「各部内で募って下さい!」言われました。

よしきた。

任せろ!

自分の部署に声をかけ、アンケートに協力してもらうことに。

ラッキーなことに40人近い人が協力してくれることになり、プロジェクトのチャットツールにその旨を書き込みました。

PCを開き、チャットに書き込む。パチパチ。