50代から急増する薄毛の悩み!薄毛危険度チェックで確認&早めの対策を

AI要約

50代からの髪の悩みとケア方法について解説。抜け毛やボリューム不足の原因として、地肌の硬さが挙げられる。地肌チェックや、シャンプー前のブラッシングなどのケア方法を紹介。

地肌の硬さが髪の悩みの要因となることや、健康な髪を育てるための地肌ケアの重要性について言及。

シャンプー前の注意点や予洗い、マッサージなどの具体的な地肌ケア方法を解説。

50代から急増する薄毛の悩み!薄毛危険度チェックで確認&早めの対策を

年齢とともに増えてくる髪の悩み。抜け毛や髪のボリュームのなさが気になり出したら、早めにケアを始めましょう。髪の土台である地肌の環境がよくなれば、健康な髪が育ちやすくなります。50代からのケアのポイントついて、医学博士の福島忍さんに伺います。

50代は髪の曲がり角とも言われ、髪の悩みが増えてくる時期です。中でも多いのは、「抜け毛が増えた」「地肌や分け目が目立つ」「ボリュームがなくなってきた」といった薄毛のお悩み。

50代前後で髪が薄くなる原因には、女性ホルモンの減少や新陳代謝の低下などいろいろありますが、大きな要因の一つに、髪の土台となる頭の地肌の硬さがあります。

地肌は、これまでのダメージの蓄積や血行不良、加齢などによって、徐々に硬くなっていきます。地肌が硬くなると、髪が成長するために必要な栄養素が届きにくくなり、髪が十分に成長できなくなります。その結果、抜け毛が増えたり、髪が細くなってしまうのです。

さっそく今の地肌の硬さを、以下の方法で確認してみましょう。

■地肌の硬さセルフチェック

両手の指を広げてバレーボールをつかむように地肌をつかんだら、そのまま前後左右に指を動かしてみてください。

<チェックポイント>

□指と地肌が一緒に動いていますか?

□前後だけでなく、地肌全体が動きますか?

地肌が動きにくい、前後には動くけれど左右に動きづらい…などと感じた場合は要注意! 地肌が硬くなっている可能性があります。ふんわりとした元気な髪を保つために、地肌環境を整えるケアを取り入れていきましょう。

健康な髪を育てる地肌ケアのポイントは「汚れをしっかり落とす」「血流をよくする」の大きく2つです。医学博士の福島さんに、今日から実践できる3つのケアを教えてもらいました。

■地肌ケア1:シャンプー前にブラッシングを

シャンプー前にブラッシングをすると、地肌に付いている皮脂などの汚れが浮き上がり、汚れが落ちやすくなります。

ポイントは、毛先からブラッシングを始めること。最初に毛先のもつれをほどいてから、地肌全体をブラッシングします。ブラッシングの方向は、耳やこめかみ、おでこから頭頂部に向けて動かすのが基本。力任せなブラッシングややりすぎは禁物です。

静電気が起きにくい豚毛のブラシや、適度なマッサージ効果が得られるクッションブラシなどを使うのがおすすめです。

■地肌ケア2:1分間の予洗い

シャンプー前に、ぬるま湯できちんと予洗いをすると、汚れが浮き上がってシャンプーの泡立ちがよくなります。

予洗いする時間は最低でも1分。シャワーヘッドを持って、地肌までしっかりとお湯をいき渡らせましょう。「どんぐりころころ」を4回歌うと1分の目安になります。

■地肌ケア3:マッサージで血行促進

地肌をもみほぐすマッサージは血行を促進し、地肌を柔らかくしてくれます。

やり方は簡単。両手の5本の指先で地肌をつかむようにし、頭を押した状態で円を描くようにもみほぐします。指の位置を変えながら、耳の上から頭の中心に向かってもみほぐしていきましょう。

マッサージの時間は、1回あたり1分~3分くらいが目安です。シャンプーをしながらマッサージをするときは、髪をこすらないように注意しましょう。