「頻尿」「尿もれ」は人に言えない悩み。仙骨を温めるケア、下腹部を押す方法でやわらげて!【五臓ヨガ考案者、鍼灸師のSatoshi先生直伝40代、50代のセルフコンディショニング⑭】

AI要約

頻尿や尿もれの悩みについて、五臓ヨガの考案者であるSatoshi先生が効果的なセルフケア法を紹介。

「仙骨」を温めることが頻尿や尿もれの対策に効果的であり、仙骨を温めることで副交感神経が優位になりリラックス効果が期待できる。

初級編の仙骨の温め方は簡単で、両手をこすり合わせて仙骨に当てるだけ。日常生活に取り入れやすく、生理中にも行うことができる。

「頻尿」「尿もれ」は人に言えない悩み。仙骨を温めるケア、下腹部を押す方法でやわらげて!【五臓ヨガ考案者、鍼灸師のSatoshi先生直伝40代、50代のセルフコンディショニング⑭】

人には相談しにくい頻尿や尿もれの悩み。自分でケアすることはできる? 東洋医学とヨガを掛け合わせた五臓ヨガの考案者であり、鍼灸、シンギングボウル、筋力トレーニングなど、さまざまなメソッドのインストラクターでもある、体メンテナンスの専門家・Satoshi先生に、「尿」の悩みに効果的なセルフケア法を聞いた。

「以前に比べてトイレが近くなり、日中も頻繁にトイレに行きたくなるので困る」「夜中に何度も起きてトイレに行ってしまう」「ふとした拍子に尿もれしてしまう」…。

更年期に増えてくる「尿」の悩み。生活に支障が出るので、つらいもの。

人には相談しにくいことだけに、セルフケアで症状をやわらげられたら理想的。覚えておきたいケア法をご紹介しよう。

今回は、簡単さの度合い、ケアにかけられる時間などによって【初級編】と【中級編】に分けて教えてもらった。どちらも試しやすいケア法なので、自分の生活やペースに合う形で取り入れてみて。

◆「尿」のトラブルには、「仙骨(せんこつ)」を温めるのが効果的!

「頻尿、尿もれ」の対策に効果的なのは、背骨のいちばん下にある大きな骨で、骨盤の中央にある「仙骨」を温めるケア法。

「仙骨」は副交感神経が集まっている場所。仙骨を温めると、副交感神経の働きが優位になり、心や体がリラックスして、興奮した状態を鎮める効果が期待できる。

ここを温めてリラックスさせることが、尿のコントロールをスムーズにすることにつながるのだ。

【初級編】のケア法は、とても簡単! 両手をこすり合わせたあと、仙骨に当てるだけ。

就寝前に行うのが特におすすめだが、仕事や家事の合間など、気づいたときに行うのを習慣にするのもいいだろう。このケア法は、生理中にも行ってOK。生理痛やイライラを軽減する効果も期待できる。

●「仙骨」に働きかける!

「仙骨」は、背骨の最下部にある大きな骨で、骨盤の中央にある逆三角形の骨のことだ。骨盤の後ろ側で、体を支える土台として重要な働きをしている。