よく「ブラックリスト」って聞くのですが、その「リスト」ってどこで見られますか? 自分が載っていないか心配です。

AI要約

ブラックリストとは、信用情報機関において信用情報に事故情報が登録されている状態を指す言葉であり、借り入れやクレジットカード作成に影響を与える重要な要素である。

事故情報が登録されると様々な不便が生じ、保証人になりにくくなるなど生活に影響が出るため、返済や支払いを正確に行うことが重要。

ブラックリストに登録されているかどうかを確認するためには、信用情報機関に情報開示を請求する方法が有効であり、CICやJICCなど複数の機関で確認が可能。

よく「ブラックリスト」って聞くのですが、その「リスト」ってどこで見られますか? 自分が載っていないか心配です。

「ブラックリストに載るとローンが組めなくなる」、という話を聞いたことがある人もいるでしょう。しかし、ブラックリストがどのようなものか詳しく知らない人も多くいるかもしれません。

本記事では、ブラックリストの概要を紹介するとともに、ブラックリストに登録されているかどうかを確認する方法も解説します。

クレジットカードやローンなど、金融に関することでブラックリストという表現を聞くことがありますが、実際に物理的なリストが存在しているわけではありません。

ブラックリストとは、信用情報機関において信用情報に事故情報が登録されている状態を指す言葉です。信用情報とは、個人の信用取引に関係している情報をまとめたもので、本人を識別するための情報やクレジットカード、ローンなどの契約内容、支払い状況、利用残高などが含まれます。

事故情報が信用情報に登録されると、金融機関から新たに借り入れができなくなったり、クレジットカードの作成ができなくなったりするなど、さまざまな不便が生じます。

また、第三者の保証人にもなりにくくなり、生活にさまざまな不利益が生じてしまうでしょう。信用情報は個人の信用力を判断する重要な要素なので、日常の返済や支払いをきちんと行うことが大切です。

ブラックリストに登録されているかどうかを確認するためには、個人の信用情報を保管している信用情報機関に情報開示を請求することが有効です。本項では、3つの信用情報機関での確認方法を紹介します。

■CICの確認方法

CICはクレジットカード会社や信販会社が加盟している個人信用情報機関です。情報開示の方法には、インターネットと郵送の2つがあります。それぞれの手続き方法や特徴は、図表1の通りです。

出典:株式会社シー・アイ・シー(CIC)「情報開示とは」より筆者作成

■JICCの確認方法

JICCは、主に消費者金融が加盟する信用情報機関です。情報開示の方法には、スマートフォンアプリと郵送の2つがあります。それぞれの手続き方法や特徴は図表2の通りです。