2児の母・青木裕子が、小学校受験の練習ではじめた「本気のラジオ体操」を続けて気づいたこと

AI要約

子どもとの学びを提案する連載「子育て歳時記」。小学校受験についてや、室内での運動、ラジオ体操について紹介。

暑い日や雨の日に家の中でできる運動としてラジオ体操を取り入れることで、子どもたちの運動不足を解消し、バランスの良い体をつくることができる。

ラジオ体操の練習を通して、子供たちの動きの苦手な部分や改善点を見つけることができ、親子で楽しみながら取り組むことが大切。

2児の母・青木裕子が、小学校受験の練習ではじめた「本気のラジオ体操」を続けて気づいたこと

2人のお子さんの小学校受験を経験したフリーアナウンサーの青木裕子さんによる、日々の「子どもとの学び」を提案する連載「子育て歳時記」。小学校受験では、季節ごとの“植物”や“行事”について問われたり、生活力が問われるような試験がおこなわれます。365日様々なところにある「学び」のチャンスですが、慌ただしく暮らしていると意外と忘れてしまいがち。青木さんが子育てをするなかで、お子さんのために徹底的にリサーチをし、親子一緒に体験した「学び」の数々を毎月シェアしていただく連載です。今回は、暑い日や雨の日に家の中でできる運動、ラジオ体操についてついてです。

そして、この連載に書きおろしマンガなども加えてを改編し、まとめた書籍『3歳からの子育て歳時記』も絶賛発売中です。青木さんが実践してきた「体験」の具体例や、小学校受験の大原先生による月々のアドバイスなどを掲載した、情報満載の一冊となっています。日々のお出かけや、暑すぎる夏の日の参考にもなるのでぜひご覧ください。

「秋ですね」というには、まだまだ暑い日が続いていますね。外で過ごすのに気持ちのいい気候と感じられるのはもう少し先でしょうか。

暑さや雨で、屋内で過ごす日が続くと、どうしても子どもたちの運動不足が気になります。たとえ毎日運動していたとしても、特定のスポーツばかりやっていると、案外バランスよく体全体を使えていないことがあるように感じています。(海外に住む友人からは、日本だと子どものころから一つのスポーツしかできないでしょと言われます)我が家の息子たち、体力は人一倍ですが、全身のバランスという観点で見ると……不安があります。

そんな不安を少しでも払しょくするため、雨の週末など体を動かす予定がない日には、我が家ではラジオ体操をします。小学校受験でよく出題される模倣体操の練習になるからと、幼稚園の頃にDVDを購入して始めたのですが、小さな子供でもできるんだからと侮るなかれ、真剣にやってみると軽く汗をかくくらいのいい運動になります。そして、音楽に合わせて次々に変わる動きを正確にとらえていくのはなかなかの難易度。最初から最後までをとにかく通してやってみるのもいいですし、時には一つの動きをきちんとできるようになるまで何度も繰り返して練習してみることもあります。「肘は曲げないよ」「ちょっとスピードが遅い! 」「ここは踵をあげるんだね」なんて。

細かいところまで見ていくと案外できないことが多い。そして、その中で「自分はこういう動きが苦手なんだな」というのがわかってくるのではないかと思います。うちの息子たちは背中をそらす動きが苦手なよう。それから気を付けないと腕回しが小さくなるのが気になります。

ただ、あまりきっちりやると「なんでそんなこと言われなくちゃいけないんだよ! 」となってしまって、まったく楽しくなくなるので(笑)、そこは親子で「これは意外と難しいねえ」と楽しみながら取り組むように意識しています。ちなみに、ラジオ体操第二は、第一よりも難易度が上がりますが、動きが新鮮で時々挑戦すると楽しめますよ。

秋の入り口、まずは家族でラジオ体操をしてみてスポーツの秋というのはいかがでしょうか。