【沖縄】早朝から行列。売り切れ必至の〈とうふの比嘉〉でいただく、体喜ぶ朝食

AI要約

南国ならではの雰囲気のなかでいただく朝食が忘れられないゆし豆腐専門店の魅力。

壁がない建物で風に包まれながら食べる豆腐は、体にやさしく元気の源になる。

朝早く向かうことをおすすめし、しょうゆをたらす食べ方もおいしい。

【沖縄】早朝から行列。売り切れ必至の〈とうふの比嘉〉でいただく、体喜ぶ朝食

沖縄の伝統食のひとつ「ゆし豆腐」をいただける専門店〈とうふの比嘉〉。南国ならではの雰囲気のなかでいただく朝食が忘れられないというフードライター渡辺“P”紀子さん。オススメの理由を聞きました。

わたなべ・ぴい・みちこ/〈文化出版局〉を経てフリーの料理記者に。弊誌ほか雑誌や広告冊子、食関連の単行本等の企画・編集に携わる。著書に『人間国宝という生き方』(淡交社)。

ざわわ、ざわわと風に揺れるサトウキビ畑を抜けた先に現れるバンガローのような建物が、石垣市民ご愛顧の老舗豆腐店〈とうふの比嘉〉の食堂である。壁がない建物なので、時には熱波に襲われることもあるが、それもまた南国ならではのご愛敬。

豆腐屋さんだから早朝から開いてるし、当然ながら、豆腐はおいしい。できたてだしね。イチ推しは、かつて「お年寄りセット」と呼ばれていた(現・かりゆしセット)量少なめタイプ。ゆし豆腐(おぼろ豆腐)、薄めに焼かれた玉子焼き、おから、豆乳、それに、おかゆかご飯というラインナップ。なんたって、温かいゆし豆腐がおいしい。あー、体にいいもの食べてるなぁという気持ちになる。また、ちょっと飲みすぎたかなという翌朝にも、するりとおなかに収まってくれるおかゆがおすすめだ。甘辛く薄味に炒め煮したおからもうれしい。

牛舎が近くなので、風向きによっては、ね、ということもあるが、そんなの関係ねぇ。夏バテに、二日酔いに効力大。毎日食べたい、元気の素だ。

住所:沖縄県石垣市石垣570

TEL:0980-82-4806

営業時間:6:30~売り切れ次第終了

定休日:日休 

席数:28席

午前中で売り切れてしまうことも多いので、朝早く向かうのがおすすめ。ゆし豆腐は、そのままいただくほか、しょうゆをたらすのもまたおいしい。