ありがちな「結婚記念日忘れちゃう問題」、絶対忘れないための「くふう」とは

AI要約

結婚記念日を忘れる男性が多いことや、忘れないためのコツ、環境によって異なる記念日の重要性についてのエピソードが紹介されている。

忘れる男性への女性の不満や、コミュニケーションの重要性、結婚記念日の意義についての意見も紹介。

結婚記念日や記念イベントへのアプローチは個人やカップルによって異なることが示されている。

ありがちな「結婚記念日忘れちゃう問題」、絶対忘れないための「くふう」とは

旅エッセイストの国井律子です。今回の連載「無駄のない暮らし」は、「アニバーサリー忘れちゃう問題」について。

1年365日には、たくさんのイベントがあります。お正月にクリスマス、ここ数年ハロウィンはすっかり市民権を得て定着。日本ならではのイベントには「お盆」もありますね。

個人的なお祝いは、誕生日、還暦、父の日・母の日、結婚記念日……。お子さんの成長を祝うイベントは、出産後目白押しでやって来ます。

私個人で言うと、行事とかイベント系には本当に弱く、ストレスすら感じてしまうタイプです。親の代からそのようで、というのも長男が生まれたとき、お宮参りから始まり、お食い初めに、ん、一生餅!? 母に聞いても、すべて「???」でした。

そんな私なので、長男の七五三に至っては1年遅れでやっと開催しました。遅れたことをとがめないで!(誰もとがめていない。勝手に私が負い目に感じていただけ……)。でも、ちゃんとやれたことを褒めて! と七五三を成し遂げた晩、自分自身を慰めました(笑)。

病的な面倒くさがり屋で、大事なこともスグ忘れてしまう私が、どうやって結婚記念日を毎年無事に開催しているかはまたのちほど書きますが、先日私のSNSでアンケートを取らせてもらいました。

「あなたはアニバーサリー、ちゃんと覚えている?」

今回は夫婦にとって大事なはずの結婚記念日を忘れてしまう方々にフォーカス! 困ったエピソードや忘れないための予防策なども聞きましたので、発表させていただきますね。

男女ほぼ半数の99名の皆さんから返答をいただきました。

お祝いする……76人

お祝いしない……23人

「お祝いしない」方々からのコメントは以下です。

「いつも記念日から何カ月か経ったあとに、“結婚○年になったね?”と夫に言われます。本心はお祝いしたいですが、もうあきらめてます……」(30代後半/女性)

「結婚記念日、我が家はプレゼントもお祝いもなし。なので私は毎年のように忘れちゃってます」(40代後半/女性)

「私たちの結婚記念日は3月。夫が教員をしているので、たいてい毎年その月の彼はバタバタくたくたです。季節がずいぶん進んだころ外食だけはするようにしていますが、正直何のお祝いかわからない……(笑)」(30代前半/女性)

365日もふつうに過ごせばただの1日。忘れちゃうのわかるなー。子どもが生まれたら毎日忙しいしなおさら……と、「物忘れ代表」な私も深くうなずきました……。

お次は、「うっかり防止」のためのコツを教えてもらいました。

「結婚記念日がちょうど仕事が忙しい時期でよく忘れます。妻が明らかに不機嫌になるので、妻から言ってもらうようにしています」(40代前半/男性)

「お祝いどころか主人は毎年、結婚記念日&私の誕生日を忘れてジブンの予定入れてます。3年連続! 主人の件はあちこちでグチッて、結果、来年はいろんな人から“人的リマインダ”してもらうことになりました」(40代後半/女性)

男は「言わなくちゃわからない」生き物、一方で女は「察して欲しい」……(笑)。記念日に対しての男女差は当然あるし、永遠のテーマだと思いますが、もし私なら……前に進みたいタイプなのでしっかり伝えるかなー。たぶんすごい怖い顔をしながら(笑)。

アニバーサリーを忘れてしまい一悶着後、心を入れ替えたというご意見も。

「結婚2年目にうっかり忘れてしまい、妻からものすごく怒られた。今後は夫婦のコミュニケーションをもっと取らなきゃダメだなとハッとした。その後はカレンダーに書きこみ、ひと月前から計画を立てるようにしている。現在結婚19年目です」(40代後半/男性)

「11月22日(いい夫婦の日)とか、どちらかの誕生日とか、そういった特徴がなにもない日に結婚してしまったので、正直覚えていません。5年目になると余計にです。仕事上がりに同僚と飲んで帰ったら妻にキレられました。そのときはボクもむかつきましたが、結婚は人生の一大イベント。もっとアニバーサリーを大事にしようと心入れ替えました。夫婦は努力が必要です……」(30代後半/男性)

ほんとほんと、結婚がゴールじゃないですもんね。スタートですよね……。でも前向きな考え方、ステキです。

お次は本心をホロリとおっしゃられた方も。

「結婚17年目らしいです。いままで一度もお祝いしたことないです。本当は毎年海外旅行のはずでしたが、現実は毎年実家に行っているので片付けや付き合いで忙しく終了。大きな節目のときには家族で食事に行きたいですね。ねぎらいの言葉も欲しいです(笑)」(50代前半/女性)

ねぎらいの言葉、大事ですよね! 「見えない家事」や義理実家での「親戚づきあい」など、女性は常に働き続けて、気を張り続けています。

このあとは、「何もしていない!希望もなし」(40代後半/女性)というサッパリしたコメントもいただきました。

「子どもが産まれるまでは夫婦で食事に行っていたのですが、若かりしころ勝手にプレゼントしたら旦那から“自分の好みがあるから……”と言われました。財布が夫婦別なので、自分の欲しいものは自分で買う流れになったような気がします」(40代後半/女性)

私も、モノを増やしたくないミニマリスト体質なので、「ジブンの欲しいモノはジブンで買う」という気持ちはよくわかるかも。このお話を聞いていたら、経済的にも精神的にも自立したご夫婦だなと思いました。

最後のコメントは……。

私と同じDNAを持ち、記念日に無頓着な環境で生まれ育った国井アニです(笑)。ちなみに彼は私の100倍くらい忘れっぽく、1000倍くらい楽天的です。

「むしろ覚えていない。入籍した日は数年に1回話題にするくらい。結婚式の日は日付自体知らなくて、何日も過ぎてからいつだっけねという話をする。妻も話を合わせてくれているのか、“アタシも忘れてた”と言う。記念日の感謝は365等分して毎日するタイプ」(50代後半/国井アニ)

彼のコメントを読んだとき発した私の言葉は「出た出た!」でした(笑)。良くできた義姉のおかげで、アニがいます……。

何はともあれ、結婚記念日を忘れるのは、「男性」の圧勝でしたね。