「スキンケアは同じブランドでライン使いした方がいい」〇か×どっち?【50才人気美容家さきめぐ先生が教えるスキンケアの正解】

AI要約

化粧品のライン使いについて、異なる成分を組み合わせる方が効果的であることを解説

新しい化粧品を使い続けると、肌エラーの修正幅が少なくなるが、効果は変わらないことを説明

長期間同じスキンケアアイテムを使い続けることが美肌への近道であることをアドバイス

「スキンケアは同じブランドでライン使いした方がいい」〇か×どっち?【50才人気美容家さきめぐ先生が教えるスキンケアの正解】

あの雑誌では「NG」と言われていることが、美容系ウェブメディアでは「正解」と言っていたりする。Web検索やSNSなどのおかげで、知りたい情報を簡単に調べることができるようになりましたが、その反面「本当なの?」と思ってしまうような、不確かな情報もあふれています。

そこで、大ヒットコスメ「DUOクレンジングバーム」の生みの親でもあり、登録者数12.1万人越えの人気YouTubeチャンネル『さきめぐ Beauty Class』を運営、女性誌でも活躍する美容家の咲丘恵美さん・通称さきめぐ先生に、都市伝説になりつつあるスキンケアのあれこれについてお伺いします。化粧品開発者でもあり、科学的知見に精通した先生の解説は見逃せない!

A.「×」です。

同じブランドのアイテムは、配合する成分を揃えていることが多いから、ライン使いにはこだわらず、組み合わせたい成分が配合されたアイテムを使った方がいい! 

多くのブランドさんが、「メイン成分」として配合する成分をラインで揃えているので、ライン使いは、単一の成分の効果しか得られないことが多く、対応できる肌悩みも限られてしまう場合があります。

逆に言うと、ライン使いにはこだわらず、異なる成分が配合されたアイテムを組み合わせて使った方が、幅広く肌悩みをケアできるということ!

例えば、化粧水で美白や抗酸化効果の「ビタミンC」、美容液で美白・シワ改善の「ナイアシンアミド」、乳液でターンオーバーを正常化する「レチノール」など。他にも、水分量を高める「ヒアルロン酸」や抗炎症作用の「トラネキサム酸」など、効果の異なる成分を組み合わせて、自分の肌に取り入れたい成分を網羅しましょう。

A.「×」です。

新しい化粧品を使い始めたときに比べて、肌エラーの修正幅が少なくなっているだけ。効果は減少しません!

確かに、新しい化粧品を使い始めた直後は「すごく良くなった気がする!」と感じるのに、使い続けるうちにだんだん変化を実感できなくなる、というお悩みをよくいただきます。

それにはきちんと理由があって、私たちは日々外からも内側からもストレスを受けていて、そのストレスから乾燥やくすみ、シワなどの原因となる"肌エラー"に繋がります。

新しい化粧品を使い始めると、たくさん蓄積していた肌エラーが一気に修正されていくので、大きな変化を感じやすいのです。毎日継続してケアすることで、エラーが溜まりにくくなり、修正する幅も小さくなっていくことで、効果が落ち着いたように見えてしまう。でも目には見えなくても、美容成分たちがしっかり肌を立て直してくれているので、効果が減ったということではないんです!

少なくともひとつの化粧品は信じてレギュラーで使い続けることが美肌への近道。自分にとって一番「肌に合っている」、「肌エラーが改善している」と思うレギュラーアイテムを見つけたら、5~10年単位で使うのがおすすめです。

もし、別のスキンケアに乗り換えたいと思ったら、1か月程度変えてみて、肌の様子をよく観察してください。前に使っていたアイテムの方がいいと思ったら戻して、「これだ!」と思った商品は信じて長く使い続けましょう。

いかがでしたか?巷で話題となっているスキンケアについて、さきめぐ先生に教えてもらいました。毎日のことだからこそ、正しい知識を身につけて透明感あふれる美肌を目指しましょう!

前編記事では、スキンケアのライン使いについてのお話をお伝えしました。続く後編記事では、「エイジングケアを始める時期は、老化サインが出る40代がベスト。〇か×どっち?」についてお伝えします。