法隆寺拝観料値上げ 来年3月から

AI要約

法隆寺は令和7年3月から伽藍の拝観料を値上げする。料金改定は平成27年以来。

料金値上げは大人と小学生、中学生の料金に影響を与える。団体料金も変更される。

料金改定は物価高や人件費の上昇などによるもので、文化財の保存修理や防災設備改修に充てられる。

法隆寺拝観料値上げ 来年3月から

法隆寺(奈良県斑鳩町)は令和7年3月から伽藍(がらん)の拝観料を値上げする。料金改定は平成27年以来。

西院伽藍、大宝蔵院、東院伽藍の共通拝観料が、大人でこれまでの1500円から2千円に、小学生が750円から千円となる。また中学生料金を新設し、1700円とする。団体料金もそれぞれ200~400円改定する。末寺の法起寺(同町)も合わせて値上げとなる。

物価高や人件費の上昇などを受けての改定で、文化財の保存修理や老朽化した防災設備の改修などに充てる。法隆寺は「これまでも経費節減などに取り組んできたが、将来にわたり維持管理ができるようお力添えを頂きたい」と理解を求めている。