ごみ清掃芸人・滝沢さんに聞いた「なぜプラごみは軽く洗ってから出すの?」【滝沢家の日常】~vol.8~

AI要約

滝沢さんからのアドバイスで、プラスチック資源ごみの適切な分別方法や洗い方を学びましょう。

プラスチックごみは軽く洗っておくことでリサイクルがスムーズに行われ、リサイクル工場での処理も改善されます。

地域によって異なるプラスチックごみの分別方法や処理方法を理解することで、環境に配慮した生活を送ることができます。

ごみ清掃芸人・滝沢さんに聞いた「なぜプラごみは軽く洗ってから出すの?」【滝沢家の日常】~vol.8~

ごみ清掃芸人として活躍する、マシンガンズ滝沢さん。ごみに関するいろいろな情報を発信しています。このシリーズでは、ごみに関するワンポイントをご紹介していきます。漫画イラストは奥様の滝沢友紀さんです。

食品トレイやお菓子のパッケージ、インスタントヌードルの容器など、暮らしの中で出てくるプラスチック製品のごみたち。これらは地域によって異なりますが、プラスチック資源ごみとしてリサイクルができます。

しかし、ただ分別して資源に出すだけで満足している人はいませんか? リサイクルに向けて資源に出すごみは「軽く洗っておく」ことが推奨されています。

その理由を滝沢さんに聞きました。

食べものや飲料が残ったままで資源に出すと、

1. ごみ清掃車の中で汚れがほかの綺麗なプラスチックごみにもうつってしまう

2. リサイクル工場でのにおいの原因になる

3. リサイクル工場に虫が出てしまうこともある

このような理由で、資源用のプラスチックごみは軽く洗っておくことが望ましいのです。

じゃあ、どのくらい洗えばいいの……!?

再び滝沢さんに教えてもらいました。

「お皿洗いのついでに、プラスチックごみをさっと洗うくらいで大丈夫。洗う目安は、リビングにそのプラスチックごみを置いておいても不快にならないくらい。完璧に洗う必要はありません」(滝沢さん)

ちなみに、油の入ったプラスチック容器は、要らない布の上にさかさまにして一晩置いておくと、かなり汚れが取れるそう。油まみれのままのプラスチック容器は可燃ごみになりますが、油をしっかり取り除けば資源に出せるのです。

また、プラスチックごみを集積所に出す際には、大きなごみ袋にフワッと入れるといいそう。小さな袋に入れたものを大きなごみ袋に入れると、外側は破れても内側の袋が破れずに手間取ってしまうのだとか。

・汚れは軽く洗っておこう。

・油はさかさまにして一晩しっかり落とす。

・集積所に出すときは、大きな袋にフワッと入れる。

地域によっては、プラスチックごみは可燃ごみとしているところもあります。そういったところは洗わなくてもいいですが、「ごみ袋に入れたらしっかり結ぶ、液体を入れっぱなしにして出さないなどを気を付けてもらえれば助かります」(滝沢さん)とのこと。

リサイクルの動きは増えているので、あなたのお住いの地域もいつプラスチックごみが資源になるかわかりません。資源ごみの出し方、覚えておいて損はないですよ!

漫画/滝沢友紀

※自治体によって異なる場合があります。ともあれ、一度お住まいの自治体のごみ収集やリサイクルに関するサイトを熟読することは、リサイクルやごみについて役立つことばかりですので、ぜひご一読されることをおすすめします!