シラカバ花粉に悩まされる北海道、飛散量は「昨年の5倍」観測も…増えるのは「降雨の翌日」「晴れて風強い日」

AI要約

北海道内で、シラカバ花粉の飛散量が平年より多くなっている。道立衛生研究所によると、札幌市では過去10年平均の2倍ほどが見込まれ、飛散は6月中旬まで続く可能性があるという。

衛生研で花粉を研究する平島洸基さんによると、飛散量は前年夏の気温や日照時間が関係するほか、多い年と少ない年が交互に現れる傾向があるという。昨夏は道内で猛暑を記録した上、昨春は飛散量が少なかったことから、今年は全道的に多くなると予想される。

北円山耳鼻咽喉科アレルギークリニックの白崎英明院長は、今年の札幌市の飛散量が95年に次いで2番目に多くなるとみる。雨の後の晴れと風が飛散量を増やすため、対策や医療の利用を呼びかけている。