医学部生が将棋のプロ棋士に 女性の中七海三段は退会

AI要約

獺ケ口笑保人三段と吉池隆真三段が将棋のプロ棋士になる四段昇段を決めた。

獺ケ口新四段は三重県出身で異色の棋士として注目され、吉池新四段は東京都出身。

女性棋士の中七海三段は最終成績で年齢制限のため奨励会を退会することが決まった。

 将棋のプロ棋士を養成する第75回奨励会三段リーグの最終日は7日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、獺ケ口笑保人三段(24)が15勝3敗、吉池隆真三段(19)が14勝4敗で棋士となる四段昇段を決めた。四段昇段は10月1日付。

 獺ケ口新四段は三重県出身で、群馬大学医学部に在学中。医師を目指す異色の棋士が誕生することになった。吉池新四段は東京都出身。

 女性でただ一人、三段リーグに参加していた中七海三段(26)は8勝10敗に終わり、年齢制限のため奨励会を退会することが決まった。

 狭き門で知られる三段リーグは年2回開催。各自18局を戦い、原則として上位2人がプロになる。