『オモウマい店』でも話題! 104年続くうどん割烹『三代目木村屋』の満足度200%定食とは

AI要約

大阪の堺筋本町エリアで104年の歴史を誇るうどん割烹『三代目木村屋』が、釣り上げた新鮮な魚を使った定食で人気を集めている。

店主の原秀男さんが週末に釣りに行き、その成果を入口の看板に掲示。週ごとに異なる魚を楽しめる。

ブリのドキドキセットなど、お値打ちな定食が提供されるが、満席や売り切れも早く、早めの訪問がおすすめ。

『オモウマい店』でも話題! 104年続くうどん割烹『三代目木村屋』の満足度200%定食とは

 江戸時代から商業の中心地として栄え、古き良き大阪の面影が残る堺筋本町エリア。登録有形文化財に指定されている「山本能楽堂」や、ネオ・ルネッサンス様式の大正レトロなビル「風蘭ビルディング」など、歴史的な建物が立ち並んでいます。

 大阪メトロ・堺筋本町駅から徒歩3分の場所にあるうどん割烹『三代目木村屋』は、創業104年目を迎える老舗。三代に渡って受け継がれる自家製麺と、数種類の節をブレンドした特製だしを使ったうどんが自慢です。

 ところがこちらのお店、店主自ら釣り上げた魚を使った定食が有名で、うどん屋であることを知らずに訪れるお客さんが多いのだとか。中京テレビ『オモウマい店』で紹介されて以来、全国から人が集まる人気店になりました。

 いったいどんな定食が食べられるのか、早速行ってみることにしました。

 お店があるのは、オフィスビルの地下1階。平日の11時半に訪れたところ、店内は満席で15人ほど並んでいました。家族4人で営んでいるため1日に提供できるのは、ランチの場合100食のみ。

 公式の営業時間は14時までとなっていますが、筆者が訪れた日は12時半ごろには売り切れてしまいました。人気店のため、早めに訪れるのがおすすめです。

 釣りが趣味だという店主の原秀男さん。定休日の土日に大阪から和歌山まで約5時間かけて車を運転し、暗いうちから釣り場に向かいます。週末に最低でも10本は釣らないといけないため、プレッシャーを感じながら出かけるそう。

 入り口の看板にはその週の釣りの成果が書かれており、新鮮な魚を使ったさまざまな定食が楽しめます。原さんのInstagramでも釣りの様子が投稿されているので、どんな魚が出るのかチェックしてから行くのも良いでしょう。

 今週はブリが2匹釣れたとのこと。せっかくなので、テレビで紹介されていた「ブリのドキドキセット」を頼んでみました。

 お茶を飲みながらゆっくり待っていると、「遅くなってごめんなさいね~」と店員さん。少ない人数で広いお店を切り盛りしているので、提供には少し時間がかかります。

 大きなお盆にブリのカルパッチョ、お造り、天ぷら、あら炊きなどが所狭しと並んでいて、ボリュームにびっくり。これで990円は太っ腹すぎます……。

 まずは、ブリそのものの味を堪能できるお刺身からいただいてみましょう。