ゆうちゃみさんも「飲んでます♡」生理痛やPMSがつらいなら、我慢せず「低用量ピル」を味方に!

AI要約

ピルは避妊以外にも生理痛やPMSの緩和、生理周期の整える効果などがあり、女性の生活の質を向上させる役割がある。

低用量ピルは副作用がごくまれで、主に高血圧の方や乳がんの罹患経験者、喫煙者、血栓症のリスクが高い方には処方されない。活用すれば、生活の質が向上し、パフォーマンスも向上する。

現代女性は月経の回数が増え、それによる婦人科系の病気が増加している。生理痛や不妊の原因になる子宮内膜症などの病気にもピルは効果的である。

ゆうちゃみさんも「飲んでます♡」生理痛やPMSがつらいなら、我慢せず「低用量ピル」を味方に!

「ピルは避妊したい人が飲むもの」というのは、ひと昔前の発想。 確かに、ピルを飲むと排卵が起きないので避妊はできるけれど、今は、生理に関連して起こるつらい症状の軽減など、避妊以外の目的で処方されることが増えています。

7月某日、オンラインピル診療サービスを展開する「mederi(メデリ)」が、7月28日を「低用量ピルで生理ケアの日」と定め、生理ケアのひとつとして低用量ピルについて理解を深めるイベントを開催。第1部は慶應義塾大学名誉教授・産婦人科医の吉村泰典先生による「生理ケアの重要性と低用量ピルの役割」についてのレクチャー、第2部はモデルのゆうちゃみさんをゲストに迎え、「わたしと生理」をテーマにトークを展開しました。生理に振り回されない快適な毎日のために、美的世代に役立つ情報がいっぱい! その内容をダイジェストでお届けします。

「現代女性が生涯で迎える月経の回数は平均450回程度。これは100年前の約9倍にあたり、そのせいで婦人科系の病気になりやすいことがわかっています。代表的なのは子宮内膜症で、生理痛や不妊の原因にもなる病気です。

生理痛の改善には、従来、鎮痛剤が多く使われてきましたが、最近は、低用量ピルが処方されることが増えています。また、ピルには、生理の経血量を減らしたり、生理周期を整える効果もあります。そのほか、月経前の身体的や精神的な不調、いわゆるPMS(月経前症候群)の緩和にも有効です」(吉村先生)

・生理痛・排卵痛の緩和

・生理不順の改善

・PMSの改善

・経血量の減少

・ニキビ・肌あれの改善

・99.7%の避妊効果

「低用量ピルはホルモン剤なので、副作用が心配という声をよく聞きます。でも実際は、高血圧の方や乳がんの罹患経験者、喫煙者、血栓症のリスクが高い方を除けば、強い副作用に見舞われるのはごくまれ。むしろ低用量ピルは体にとってのメリットが多く、最近は、我々産婦人科医も、月経トラブルを抱えている方には、積極的に服用を薦めています。

生理痛や過多月経、PMSなどのつらい症状は、低用量ピルを服用することで軽減でき、QOL(生活の質)が改善します。引いては、仕事や勉強などパフォーマンスの向上にも役立ちます。ピルは、女性が社会で活躍する上での必須アイテムだということを知っていただけると嬉しいです」(吉村先生)