ベルーナ、小樽グランベルホテルを2025年7月開業。隣接地に美術館も計画「北一硝子のついでに立ち寄って」

AI要約

ベルーナは、北海道エリアに3つのホテルを開業・リニューアルする計画を発表。各ホテルの特徴や開業時期、施設の概要も紹介された。

安野社長は北海道の好調な観光市場に注目し、インバウンドや中間層をターゲットにしたいとコメント。小樽や札幌など北海道内のホテル事業に期待が高まっている。

さらに、定山渓ビューホテルでは大規模なリニューアル工事が進行中であり、新しいサウナ施設や客室のオープンが予定されている。

ベルーナ、小樽グランベルホテルを2025年7月開業。隣接地に美術館も計画「北一硝子のついでに立ち寄って」

 ベルーナは9月4日、東京本部でホテル事業説明会を実施し、北海道エリアに開業・リニューアルする3つのホテルを紹介した。登壇者は、代表取締役社長の安野清氏、執行役員 開発企画本部長の安野洋氏。

 専門通販やアパレル雑貨、呉服関連事業を中心に展開する同社は、2024年からプロパティ・ホテル事業をグロース領域(成長事業)に位置付け。「グランベルホテル&リゾート」として、国内22施設・海外4施設を運営している。

 直近の動向について、安野社長は「最近は札幌、東京、京都が好調。なかでも北海道はさっぽろ雪まつりなど季節のイベントが盛り上がっており、食事も美味しい。インバウンドや中間層を取り込みたい」とコメントした。

 2025年7月には、北海道エリア8拠点目となる「小樽グランベルホテル」が開業予定。石積みの倉庫が残り、ノスタルジーな街並みが人気とされる小樽運河沿いで、ガラス製品店やオルゴール専門店、小樽芸術村などの観光スポットにもアクセスしやすい立地となっている。

 ホテルの隣接地では美術館の開業も検討中。安野社長は「いっぱい持ってる美術品を活用しつつ、北一硝子など人気ショップを訪れるついでに立ち寄ってもらえたら」と期待を寄せた。

□小樽グランベルホテル

所在地:北海道小樽市堺町1-1

アクセス:JR小樽駅から徒歩約15分

客室数:全159室

フロア:

1階 ロビーラウンジ、レストラン

2~5階 客室

6階 露天風呂付き大浴場、BARテラス

 また北海道新幹線の整備が進められている札幌駅北口には、「SAPPORO HOTEL by GRANBELL(札幌ホテルバイグランベル)」を2025年4月中旬に開業する。

□SAPPORO HOTEL by GRANBELL(札幌ホテルバイグランベル)

所在地:北海道札幌市東区北六条東2-1-1

アクセス:JR札幌駅 北口コンコース出口から徒歩約7分、新幹線札幌駅 東口改札から徒歩約3分(予定)

客室数:全605室、12タイプ

フロア:

1階 フロント、カフェ、オープンテラス付きメインダイニング

2階 バンケットフロア

3~24階 客室

25階 天然温泉SKY SPA

26階 ダイニング&バー

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 ほかにも「じゃらんアワード2023 北海道」において2年連続1位を受賞した「定山渓ビューホテル」では、大浴場サウナと一部客室のリニューアルを進めている。

 第1弾として、飛泉・湧泉側で「FIVE SENSE SAUNA」が7月20日から営業中。第2弾は鶴姫・舞姫側「NATURE COLOR SAUNA」、15階~16階の客室「エグゼクティブスイート 翠嶺(すいれい)」を12月下旬にオープンする。

 NATURE COLOR SAUNAでは、レッドホットサウナ(100℃)、イエローサウナ(70℃)、ブルークールルーム(10℃)と温度の異なる3エリアを用意。男女日替わりなので、チェックイン日と2日目で違うサウナを楽しめる。

 客室リニューアルのコンセプトについて、安野本部長は「定山渓の観光拠点としてアクティブに過ごす従来のイメージとは異なり、翠嶺では“ホテルに浮かぶ空の宿”として穏やかなひとときを提供する」と説明した。

□定山渓ビューホテル エグゼクティブスイート 翠嶺

所在地:北海道札幌市南区定山渓温泉東2-111-2ほか

アクセス:JR札幌駅から無料送迎バスで約66分

客室数:全33室

フロア:

15階 客室3タイプ

16階 客室4タイプ、ラウンジ

の屋内温水プール「水の王国ラグーン」を備え、館内イベントも多数実施