神奈川県の在学者数、小中高は減・通信高は増…学校基本調査速報

AI要約

神奈川県は2024年度学校基本調査の速報を公表。幼稚園から高校まで在学者数が変動。

学校基本調査は毎年5月1日に実施。2024年の結果では各種学校の在学者数が増加する一方、小中高校で減少傾向。

中学校や高校の在学者数は公立学校が多い傾向があり、通信制高校や特別支援学校では増加傾向。

神奈川県の在学者数、小中高は減・通信高は増…学校基本調査速報

 神奈川県は2024年8月28日、2024年度(令和6年度)学校基本調査の結果速報を公表した。幼稚園、認定こども園、小中高校、義務教育学校で在学者数が減少。高校の通信制、中等教育学校、特別支援学校の在学者数は前年度より増加した。

 学校基本調査は、1948年から毎年5月1日現在で実施している文部科学省所管の基幹統計調査。今回の速報では、2024年5月1日現在で実施された学校基本調査結果のうち、神奈川県分について集計した結果の一部を公表している。

 学校数は、幼稚園は前年度比8園減の600園、幼保連携型認定こども園は前年度比5園増の173園。小学校は880校、高校は227校、専修学校は105校、各種学校は11校で、いずれも前年度より1校減少。中学校は471校、義務教育学校は5校、高等学校(通信制)は7校、中等教育学校は4校、特別支援学校は53校と、いずれも前年度同数だった。

 学校種別の在学者数は、幼稚園は7万5,498人で前年度より7,300人減、幼保連携型認定こども園は2万4,474人で前年度より81人減、小学校は43万3,328人で前年度より6,634人減、中学校は22万1,631人で前年度より2,192人減、義務教育学校は2,545人で前年度より43人減、高校は19万1,460人で前年度より201人減少した。小学校は2010年度から15年連続、中学校は2022年度から3年連続、高校は2017年度から8年連続で減少を続けている。

 一方、高校(通信制)は6,092人で前年度より664人増、中等教育学校は4,314人で前年度より133人増、特別支援学校は8,514人で前年度より157人増、専修学校は2万5,967人で前年度より157人増、各種学校は3,630人で前年度より62人増加している。

 設置者別の在学者数をみると、中学校は国立が778人、公立が19万5,728人、私立が2万5,125人。高校は公立が12万1,446人、私立が7万14人。高校(通信制)は公立4,162人、私立1,930人となっている。