「髪の分け目がずっと同じだと、薄毛になりやすい?」に医師が回答!

AI要約

薄毛治療の専門医によると、同じ髪形を続けることが薄毛の原因になる可能性がある。

ヘアカラーやパーマなどの施術が髪にダメージを与え、切れ毛を増やすことで薄毛の印象が強くなることもある。

髪を結ぶ際に過度な圧力をかけることや頻繁な施術によるダメージを防ぐためのケアが重要である。

「髪の分け目がずっと同じだと、薄毛になりやすい?」に医師が回答!

「最近、髪を結んだときの毛量の少なさに驚いた…」など、ふと気になることはありませんか? 実は今、30代のバイラ世代で薄毛に悩んでいる人が多いと聞き、そのモヤモヤを解決すべく薄毛治療の専門医に取材を実施。今回は「髪の分け目がずっと同じだと薄毛は進む?」「カラーやパーマは薄毛につながる?」など、薄毛を引き起こしかねない髪形についてお話を伺いました!

◆お話を聞いたのは

クレアージュ東京 エイジングケアクリニック 総院長

浜中聡子先生

医学博士。発毛治療実績は15年で、発毛治療と頭髪に関する悩み(抜け毛・薄毛・白髪など)を精神と身体の両面からケア。ライフステージ変化が多い女性に寄り添う治療が評判で、多くの支持を得ている。

Q.ずっと同じ位置で髪を結ぶのは、薄毛につながる?

「客室乗務員という職業柄、仕事中は髪をまとめるスタイルが基本です。いつも髪を分けているつむじ付近の地肌が、日に日に目立ってきた気がします。同じ髪形を続けることは薄毛を引き起こす原因になるのでしょうか?」(32歳・客室乗務員)

A.過度なテンションの蓄積には要注意です!

「同じ箇所に日常的にテンションがかかる髪型は、確実に薄毛のトリガーといえます。髪の毛には重さがあるので、同じ分け目を続けることは頭皮環境に悪影響が。さらに地肌と毛根に強い力が加わることで、髪の毛が抜けやすくボリュームダウンし、結果として薄毛の自覚に至ることもあります。ポニーテールやお団子ヘアが原因で、中には牽引性脱毛症という症状に陥ってしまう人も。

しかし、飲食業やサービス業など職業柄、髪型に規定があり、同じ髪型をしなければいけない方もいらっしゃいますよね。そういう方は、仕事が終わったらゴムをほどいたり、休日は髪の毛を結ばずに下ろしたりとメリハリをつけることで、ダメージを軽減することができます」(浜中先生)

Q.ヘアカラーやパーマは薄毛の原因になる?

「学生の頃からヘアカラーやパーマを繰り返していて、数回ブリーチしたことも。“ブリーチすると将来禿げる”という噂を聞いたことがあるのですが、噂の真偽と今からできる対策があれば知りたいです」(38歳・スクールカウンセラー)

A.切れ毛を引き起こし、結果的に薄毛に見えてしまうことも

「ヘアカラーやパーマなどの施術で薄毛になるとは言い切れませんが、髪の毛にダメージが加わることで切れ毛が増え、結果的に髪のボリュームがダウンして見えることも。カラーなどの施術頻度が多い人は、髪の毛のやせ細りを防ぐ保湿などのケアが大切です」(浜中先生)

ヘアアレンジなどの髪へのおしゃれを薄毛の原因として過度に遠ざけるのではなく、強い圧をかけた後はほどく、施術後は髪のケアをしっかりするといった心がけが大事とわかりました!

取材・文/三上六花