ユニクロ、史上初「極暖ヒートテックカシミヤ」9月6日発売。究極の肌触りで“着ていることを忘れるようなラクさ”

AI要約

ユニクロは2024年秋冬コレクション展示会で、極暖ヒートテックカシミヤブレンドの新製品を発表した。

新製品はカシミヤを9%混合し、暖かさを保ちながら軽量化した高級感あるデザインのインナーだ。

ヒートテックシリーズ全体で機能性とデザイン性を追及し、男女問わず幅広いユーザーに向けて展開する予定だ。

ユニクロ、史上初「極暖ヒートテックカシミヤ」9月6日発売。究極の肌触りで“着ていることを忘れるようなラクさ”

 ユニクロは8月27日、2024年秋冬コレクション展示会を開催し、ヒートテックシリーズの新製品「極暖ヒートテックカシミヤブレンド」を発表した。

 独自素材「ヒートテック」の薄くて暖かい機能性インナーに、史上初のカシミヤを混合させた長袖Tシャツ2種類(タートルネック全6色・クルーネック全5色、いずれもウィメンズXS~3XL)が9月6日に発売となる。

 価格設定は、既存の極暖タイプと同じで1着1990円。ちなみに「ヒートテックインナー」は通常価格1290円、1.5倍暖かい「極暖ヒートテックインナー」は通常価格1990円、約2.25倍暖かい「超極暖ヒートテックインナー」は通常価格2990円。

 極暖ヒートテックカシミヤブレンドの特徴は、高級毛繊維のカシミヤを9%混合し、ふんわり柔らかい着心地を実現したこと。そして、コットン素材を使用している既存の極暖ヒートテックインナーと同等の暖かさで、約30%軽量化したこと。

 説明を行なったユニクロ商品企画担当部長の炬口佳乃子氏によれば、“真冬でも暖かい”極暖タイプでありながら、生地は薄く、ほどよい透け感があり、袖は少し長めの仕上げ。そのため、「初秋から春先までレイヤリングピースとして使いやすく、長く楽しめる“新しいヒートテック”」という。

 なおヒートテックシリーズでは初めて、英国出身デザイナーのクレア・ワイト・ケラー監修によるコラボブランド「UNIQLO:C」のアイテムとして発売になる。カラバリもベーシックな白・黒はもちろん、こっくりとあたたかみのあるブラウンにオリーブ、フェザー感のあるベージュなどが揃い、天然カシミヤの風合いと「UNIQLO:C」ならではのデザイン性を発揮したラインアップだ。

 今後はこれをユニクロ主力アイテムの一つに加え、全国店舗(海外含む)・オンラインストアで取り扱っていく予定。

 ヒートテックは元々、「ただの肌着、従来の隠すババシャツではなく、普段着に取り入れられるインアンドアウト(肌着と外着の中間)なアイテムとしてデビューしました。カシミヤに着目したのは、昨今“肌に触れるものに対して気持ちよさを求める”ニーズが高まっていることから。着たときに心まで気持ちよくなるような“究極の着心地”を表現したかった」と炬口氏。

 しかし「素材をゆるく柔らかくすれば、その分、毛玉や乾燥した肌の引っ掛かりが起こりやすくなってしまう」など、開発においては苦労も多く、50回以上の試作テストを重ねた。また、編みのスピードは速いほど生産量が増える一方で、生地へ負荷がかかり編地が詰まってしまう。そのため通常よりあえてゆっくり丁寧に編んで生産する。そうして品質やコストを担保しながら“絶妙な薄さと柔らかさ”を兼ね備えた生地を東レとともに完成させた。

 カシミヤを混ぜたことで「気持ちよさもそうなんですが、軽くて肩がこらないんですよ。着ていることを忘れちゃうようなラクさ」、さらに、柔らかさだけでなく「まるで薄手のニットを着ているような見た目の上質感」も得られた。

 今回発売するのはウィメンズ製品のみだが、締め付け感が少なく、かなりの伸縮性が備わるという特徴から、サイズによっては男性でも着用可能。今後はユーザーの反応を見て、メンズ展開や(汗をかいてもサラリと着られる)ドライ機能を追加するなど改良も検討していく方針で、炬口氏は「男女問わず多くの人に“ヒートテックカシミア”を試していただきたい」とのこと。

 ほかにも今シーズンは、1枚で着られるブラトップが極暖タイプになったウィメンズ「極暖ヒートテックリブブラタンクトップ」(2290円)や、これまでなかったメンズの「極暖ヒートテックコットンモックネック T/9分袖」(1990円)が初登場するなど、シリーズ全体で機能性とデザイン性の両立を狙ったアイテムを拡充。特に寒い地域への旅行やアウトドアシーンでもお洒落な暖かさを楽しめそう。