パックご飯のコスパはよいですが、値段が気になります。「自分で炊く場合」と「パックご飯」で、1ヶ月にかかる食費はどれだけ違いますか?

AI要約

本記事では、パックご飯と自炊のご飯での1ヶ月間の食費の違いについて解説します。パックご飯1個あたりの価格や電気代を考慮して、どちらが経済的か比較します。

パックご飯の価格や加熱方法、自炊のお米価格や炊飯時の電気代など、具体的な数値をもとに比較を行います。

結果として、自炊のご飯の方がコスト面で優れていることがわかります。ただし、時間や手間を考慮すると、パックご飯も便利な選択肢であることも理解できます。

パックご飯のコスパはよいですが、値段が気になります。「自分で炊く場合」と「パックご飯」で、1ヶ月にかかる食費はどれだけ違いますか?

温めるだけでご飯を簡単に用意できることから、普段からパックご飯を購入したり、災害時向けの備蓄として買いだめしたりしている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、パックご飯と自炊のご飯での1ヶ月間の食費の違いについて、具体的な価格データからどちらが経済的に優れているのか解説します。また、時間や手間などの要素も考慮してアドバイスするため、ぜひ参考にしてください。

パックご飯は、スーパーやコンビニエンスストア、インターネット通販などで手軽に入手でき、1個あたり約150g、約100円前後で販売されています。

パックご飯を食べる際は、電子レンジの500ワットか600ワットで約2分間温めることで簡単に用意できるのが特徴です。

今回は、パックご飯1個あたり150gを100円とし、500ワットで2分間温めるとして考えてみましょう。

電子レンジで加熱した場合の消費電力は、メーカーや商品によって異なるものの、一般的には定格高周波出力の約2倍とされています。これを踏まえると、500ワットで加熱した場合の消費電力は、1000ワットとなります。

また、電気代の目安単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している31円/キロワットアワーを用いることとします。目安単価を使用して電気代を計算するには、「消費電力(キロワット)×使用時間(アワー)×電気料金単価(円/キロワットアワー)」で求められます。

消費電力1000ワット、使用時間2分、電気料金単価31円/キロワットアワーとすると、電気代は約1円です。パックご飯の価格を合わせると、パックご飯にかかるコストは約101円となります。

次に、自炊でご飯を用意する場合のコストについてみていきましょう。

農林水産省の「令和5年産米の相対取引価格・数量について(令和6年6月)」では、お米の全銘柄平均価格が60キログラムあたり1万5865円とされています。1合(150g)あたりでは、約40円です。

また、炊飯時の消費電力は、経済産業省資源エネルギー庁の「省エネ性能カタログ2023年版」によると1回あたり158ワットとされています。消費電力から電気代を計算すると、炊飯時間によって異なるものの、1回の炊飯あたり約5円です。お米の価格と合わせると、自炊のご飯の場合のコストは約45円になります。