藤井聡太王位、公式戦453局目で初の振り飛車 永世称号に王手か渡辺明九段がタイに持ち込むか、午前のおやつをそれぞれ注文【王位戦第4局】

AI要約

将棋の藤井聡太王位(22)が渡辺明九段との第65期王位戦7番勝負の第4局が始まった。

藤井王位が初めて振り飛車風の戦型を選んだ公式戦で対局中、軽食を取りながら進行している。

藤井王位が連続5期目の防衛を目指し、渡辺九段が逆転を狙う熱戦が続いている。

藤井聡太王位、公式戦453局目で初の振り飛車 永世称号に王手か渡辺明九段がタイに持ち込むか、午前のおやつをそれぞれ注文【王位戦第4局】

 将棋の藤井聡太王位(22)=竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖との七冠=に渡辺明九段(40)が挑む第65期王位戦7番勝負第4局が19日午前9時、佐賀県唐津市の洋々閣で始まり、後手の藤井王位が28手目に飛車を5筋に動かす、公式戦453局目で初めて振り飛車風の戦型を選んだ。

 渡辺九段がこれに対す応手を考慮中に対局開始から1時間が経過し、午前のおやつが運ばれた。藤井王位が「伊藤けえらん」と緑茶、渡辺九段は「呼子夢甘夏ゼリー」とアイスコーヒーを選んだ。本棋戦ここまでの戦績は2勝1敗で藤井王位がリード。持ち時間8時間の2日制で、20日夜に決着の見込み。

 藤井王位は4勝して防衛に成功すれば連続5期獲得となり、棋聖位に続いて2つ目の永世称号の資格を得る。両者のこれまでの対局は藤井王位の22勝5敗。タイトル戦では6度目の顔合わせで過去は藤井王位から見て奪取4、防衛1。直近は昨年の名人戦で4連覇を狙った渡辺名人から藤井六冠(いずれも当時)が4勝1敗で奪取した。