「日本のように売られているといい」 外国人留学生が驚いた日本のスーパーでの当たり前の光景とは
スリランカ人留学生が日本のスーパーマーケットで驚いた光景とは、野菜や果物がパックされて売られていることであり、それが母国との違いとして新鮮だと感じていた。
アキラさんは、日本のスーパーマーケットに慣れるために少しずつ順応し始めており、自分のひとり暮らしに適した販売方法を工夫することも考えていた。
日本のスーパーでの清潔さや手軽さにもメリットを感じるアキラさんは、目指す夢へ向かって日本での勉学を続ける決意を示している。
慣れない国や文化圏で暮らし始めると、日常生活でも発見の連続でしょう。日本に留学しているスリランカ人男性も、母国とは異なる日常での様子に驚きを隠せなかったそうです。いったいどのような光景だったのでしょうか。
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スリランカから4か月前にやってきたというアキラさん。訪日前から日本語を勉強していましたが、現在も語学学校に通って日本語の習得に励んでいます。母国では機械系工学の勉強をしており、語学習得後は日本の自動車製造業やバイク製造業に就きたいと考えているそう。
「スリランカには自動車メーカーがないので、将来は、日本で身につけた自動車製造の技術を持ち帰って、母国の自動車産業を盛り上げたいんです」
日本語はまだ「難しいです」と言いますが、高い志を持って日本での勉学に勤しんでいます。
言葉だけではなく、生活での違いにも少し戸惑いを感じることがあるのだそう。それは、日常的に利用するスーパーマーケットでの光景でした。
「すべてのものがパックされていることに、少しびっくりしました」
アキラさんによると、スリランカでは野菜やフルーツなどは基本的に量り売りだといいます。アキラさんの出身である南アジア圏だけでなく、欧米などのスーパーでも、野菜売り場やフルーツ売り場には大きな量りが置いてあり、利用客が必要な分だけを量って自身で値札をつけるという販売方法の店は少なくありません。
「日本のスーパーは量る手間がいらないですが、私のようなひとり暮らし男性だと多すぎるときがあるので……」とフードロスを意識しつつも、母国とは異なる日本のスーパーのいい側面にも注目していました。
「日本のようにパックされて売られていると、清潔でいいと思いますね。ほかの人に触られる心配がないし、つまみ食いもされません(笑)」
慣れない日本での生活にも少しずつ順応し始めているように見えるアキラさん。夢に向かって頑張ってほしいですね。