一青窈さん「人は音楽に救われる瞬間がある」亡き母の入院をきっかけに始めたチャリティーライブを本格化

AI要約

一青窈さんはチャリティーライブの活動を通じて病院や施設を訪れ、音楽を届けている。

彼女は母の入院をきっかけに音楽の力に触れ、他の人にも同じような体験を提供したいと考えている。

一青窈さんは2030年にはより多くのライブを実現し、人々の心を音楽で豊かにしたいと願っている。

一青窈さん「人は音楽に救われる瞬間がある」亡き母の入院をきっかけに始めたチャリティーライブを本格化

チャリティーライブの活動を精力的に行っている歌手の一青窈さん。

「病院で歌いたいと思ったのは母の入院がきっかけでした。抗がん剤治療よりも音楽を聴いた時の方が目がキラキラしていたので、入院患者さんがこういう機会をもっと得られたらいいなと思い、『聞きたい』というところに歌いに行っていました」

『ハナミズキ』などの名曲を世に送り出してきた一青窈さん。

音楽を聴くことが困難な人たちに歌を届けたいという思いから、2023年に「gigi」という団体を立ち上げ、10代の頃から続けてきたチャリティーライブの活動を本格化させている。

これまでにホスピスや児童養護施設に足を運んできた一青窈さんは、この日、神奈川県川崎市にある聖マリアンナ医科大学病院を訪問。

入院中の子どもたちやその家族が集まる前で歌を披露した。

一青窈さんは子どもたちとの対話を交えながら『ハナミズキ』や『もらい泣き』の他、新曲の『ただやるだけさ』や人気アニメソングなども披露。

最後に入院中の子どもたちが折り紙で作った花束を受け取った。

子どもたちも「楽しかった」「すごかった」と嬉しそうにする。

翌日に手術を控えた子どもいる中、歌声が明日への力になるようにとの思いも込められた。

一青窈さんは「みんな同じ人間で弱いところもあり、人には音楽に救われて生きる瞬間があります。音楽には人の心をさらけ出させる力があるので、2030年にはもっとたくさんのライブが出来たら良いなと思っています」と語った。

SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。