こだわりが形になったラグジュアリーSUV! 〈ベントレー〉ベンテイガ

AI要約

〈ベントレー〉の人気車種であるベンテイガに特別なモデルが登場。シックなボディカラーとアクセントカラーの組み合わせが特別感を演出。

ハイエンドブランド〈ベントレー〉の販売台数は高水準を維持し、その44%を占める人気車種がベンテイガ。SUV人気は健在。

〈ベントレー〉のビスポーク部門“マリナー”のオプション比率が増加。ハイエンド車種では顧客の個性に合わせたオーダーメイドが重要視されている。

こだわりが形になったラグジュアリーSUV! 〈ベントレー〉ベンテイガ

ラグジュアリーカーブランドにおいても、ここ最近、人気の中心となっているのはSUV。〈ベントレー〉では、ベンテイガがそれにあたる人気車種だ。そんなベンテイガに特別なモデルが登場した。シックなボディカラーにアクセントカラーを配した、たたずまいをはじめ、特別感のあるSUVをご紹介!

昨年の〈ベントレー〉の販売台数は1万3560台だったそうだ。前年を超えることはなかったが、過去3番めの高水準となるらしい。ここ数年ハイエンドブランドが鎬を削っているのを鑑みれば立派である。そして、その44%を占めるのがベンテイガ。SUV人気はどのクラスでも衰えてはいない。

そんなデータの中で着目したい項目がある。〈ベントレー〉のビスポーク部門“マリナー”のオプション比率だ。その発注数は前年に比べ43%ほど増加した。

これはなにを指しているかというと、マーケットの特性。いわゆる大衆車的なモデルはメーカーが設定した装備からなるグレードで構成されるが、ハイエンドともなると個人のニーズがハッキリしていて、そこに人気が集中する。というか、欲しいものは妥協なく選ぶし、いらないものはどんなにすすめられても省く。まさにテイラーと同じビスポークでクルマを仕立てるのだ。高級車ほど変わったボディカラーを街で見かけるのは、そんな理由である。どれも個性的だ。

よって、メーカーもそうした顧客の好みからニーズに沿ったモデルをつくり、提案することもある。ボディカラーやインテリアのマテリアルなど、トレンドを加味した選定を施して製作する。

今年4月にリリースされた、ベンテイガ S ブラックエディションはまさにそんなモデルだ。クロームのパーツがブラックに置き換えられ、ボディ下部にアクセントとなる差し色を入れる。クルマ全体のダークな雰囲気を引き立てるアクセントカラーだ。種類は7色で、それがエクステリアのみならずインテリアにも使われるから、お洒落な装いとなる。たくさんの顧客を持つ〈ベントレー〉ならではの提案だろう。かなりクールな仕上がり。ユーザー心をくすぐる仕様は知れば知るほどセンスのよさが際立つ。