工夫次第でよく釣れる!シンプルだけどどっぷりハマれるメタルスッテ一本の釣り
イカメタル釣りの魅力として、誘い方次第で釣果が変わることやシンプルなタックルで初心者でも始めやすいこと、夜釣りが安定していることなどが挙げられる。
岩城さんはメタルスッテ一本でのイカメタル釣りを提唱し、リアクションのキレのある動きで長く数釣りが可能と説明。キャストがしやすく、広範囲に探れるのも特徴。
釣り方について、ボトムまで落としてから1m切ってからアクションスタートし、ロッドを上げて待たずリアクションで誘う方法や、フォールで抱かせるテクニックが重要と述べられている。
イカメタルといえば、オバマリグやオモリグなど仕掛けを使って誘う釣りが多い。しかし、メタルスッテ一本でOK!と提唱し続けているのが岩城さん。「リアクションでキレのある動きで誘っていけば見切られずに長く数釣りが可能なんです」。この釣りを徹底解説していこう!
岩城「イカメタルの魅力は、誘い方だけで釣果が変わってくることですかね。だからこそ工夫のしがいがあって上手くいけばすごく釣れるし、合ってないとダメなときもあります。ここで上手く行けばどんどんハマっていきます」
他にも魅力ってありますか?
岩城「釣って楽しく食べても美味しいし、タックルもシンプルだから船釣り初心者でも始めやすいですよね。あと、日本海側では夜釣りがメイン。日中も面白いんですが、夜は釣果的に安定しているので誰でも釣りやすい。でも、僕はやっぱり誘い方次第で変わってくる釣りそのものの楽しさが一番の魅力ですかね」
実際にどういうセッティングで釣りをしていますか?
岩城「一般的にはオバマリグのように下にメタルスッテ、上にドロッパーが付いたタイプが良いと思います。でも僕はメタルスッテ一本でやっています」
男の一本バリってやつですか!?
岩城「そんなに良いものではないですよ(笑)。実はいろいろな誘い方もできるし、スレにくいからよく釣れるんです。あと、トラブルも少ないので初心者の方にこそおすすめといえます」
たしかに仕掛けはシンプルの方が釣りはしやすい。しかし、どうやって釣りをしていくんですか?
岩城「まずはボトムまで落として1m切ってからアクションスタート。初動を気にしてビシっと動かすのがキモです」
ロッドは90度くらいまで上げる感じですか?
岩城「それくらい上へ上げてからロッドは上げたまま待つ。そうするとゆらゆらとフォールしてくれます。それからまたビシっと動かす。基本はこれの繰り返しです」
止めて待たないんですか?
岩城「イカにスッテを見切らせないリアクションの釣りなので、待つというよりフォールで抱かせる感じですね。最初からリアクションで誘っていくとイカが見切りにくいんです。逆に初めはゆっくり…とやっていると見切るのも早い。これでダメなら2段シャクリでビシビシっとしゃくってから1、2の3…と止めてからまたビシビシっとシャクる釣りもやっていきます。それこそ誘い方自体はいくらでもバリエーションがあると思いますのでいろいろと試してみてください」
かなり早い釣りになるんですね。
岩城「どこで釣れるのか?レンジを探る釣りになるので広く早く釣っていきます。キャストもしやすいので、広範囲に探れるのも良い点です。あと高活性な場合は手返しも良いし、スレにくいから低活性のときでもリアクションで反応させられますよ」