“Xiaomiライカ”の「プロモード」は普通のスマホカメラとどう違う?フォトグラファーがガチで使ってみた

AI要約

第一回目では、Xiaomi 14 Ultraに搭載されているライカフィルターについて紹介した。

今回はプロモードについて詳細に解説し、スマートフォンで一眼レフのような撮影が可能であることを紹介した。

さらに、プロモードを活用した撮影後の現像をオススメし、写真の完成度を高める方法を提案した。

“Xiaomiライカ”の「プロモード」は普通のスマホカメラとどう違う?フォトグラファーがガチで使ってみた

第一回目では「Xiaomi 14 Ultra」(19万9900円)に搭載されている、ライカフィルターについて紹介しました。スマートフォンで、手軽にエモくて高品質な写真が撮れる素晴らしいフィルターです。今回は、さらに一歩踏み込んで「プロモード」についてフォトグラファー目線で見ていきます。

プロモードを選択するとこのような画面表示になります(写真参照)。ホワイトバランス、フォーカス、シャッタースピード、絞り値などをそれぞれ任意で調整できます。「難しい設定は分からないよ」という人も、絞り値だけを好きなように設定して(絞り値を任意に変更できるのはメインカメラのみ)ほかはオートで撮影するような、一眼レフで言うところの「絞り優先モード」みたいな使い方もできるので安心です。

スマートフォンで撮影するときって、強い逆光の場合に人物が黒く影になってしまうことが多いと思います。そんな場合も、プロモードなら露出を任意に変更できるので、一眼レフカメラで撮影しているかのように扱えます。

プロモードを使うときにぜひ併用してほしいのは、別売りの「Photography Kit」(2万2000円)です。グリップを装着することで、カメラが握りやすくなり撮影の安定感がアップ! このグリップ部はバッテリーも内蔵されているので、装着することでスマホに給電することもできます。

シャッターボタンなどの質感もかなり高く、もはやデジカメと遜色ありません。スマホがスリープしているときにシャッターを長押しすれば、すぐにカメラが起動できるのも便利です。ちなみに、カメラグリップのボタン類はカスタマイズ可能。自分の使いやすいように設定できるのも一眼レフカメラみたいで良いなと思いました。

フィルターを使うと簡単に撮って出しで良い感じの写真が撮れますが、そこからさらに一歩進んで、プロモードを使い、RAWで撮影して自分好みに現像してみるのもオススメです。

同じ写真でスマホ内でフィルターを適用したものと、パソコンにRAWデータを取り込んで現像したものを比較してみました。

左のLeica BW Blueフィルターもスマホとは思えないぐらい良い感じなのですが、個人的な好みとしてはちょっとすっきりしすぎています。もう少し濁り感が欲しい写真だったので、パソコンでの現像では青みのほかにシャドウにも濁りを加えています。