なぜ令和の今、“CDコンポ”を買ったのか

AI要約

音楽再生はサブスクが当たり前だが、CDコンポを購入した理由を説明。

マランツのM-CR612とKEFのQ150を購入した経緯を紹介。

マランツの豊かな歴史や高級感、音質へのこだわりを解説。

なぜ令和の今、“CDコンポ”を買ったのか

今や音楽はスマホとイヤホンで聴くのが当たり前。そんな時代になぜ“CDコンポ”が欲しくなったのか。ここでは、フォトグラファー兼YouTuberの中西 学が、自身の推しの組み合わせマランツ「M-CR612」とKEF「Q150」を自腹レビューいたします!

今や音楽再生はサブスクが当たり前。イヤホンでの鑑賞はもちろん、スマホとオーディオ機器をBluetooth接続して楽しんでいる方も多いでしょう。では、そんな時代になぜ私が“CDコンポ”を買うに至ったのか。 今回はその理由をお話しします。

まず私の場合、国内外問わず好きなアーティストの相次ぐサブスク離脱により久しぶりにCDを聴きたくなったこと、そしてサブスクにはなくCDにしかないレアな楽曲を楽しみたくなったことが挙げられます。

私が使っているMacはもちろん、最近のPCはCD(DVD)ドライブのないものがほとんど。いざCDを聴こうと思ってもその装置がなく、必然的にCDプレイヤーが必要に……。

もちろんただCDが聴ければ良いわけではなく、どうせなら音質にもこだわりたい、さらには動画・音楽のストリーミングサービスやインターネットラジオを高音質で楽しみたいという欲求が重なり、このたび“CDコンポ”を探し求めるようになったのでした。

そして実際に複数のコンポを試し聴きしてたどり着いたのが、マランツの「M-CR612」と、KEFのスピーカー「Q150」。これ、ラグジュアリーなのにコスパ最強、デザイン性最強、音質・機能最強だったので、ここにレビュー致します!

まずは米国ニューヨーク発、70年の歴史を持つオーディオブランド「マランツ」の「M-CR612」から見ていきましょう。

なんと言っても部屋のインテリアにも“映える“美しいデザインがその特徴。同ブランドのネットワークオーディオプレイヤーとしては最小ながらも、そのラグジュアリーな佇まいは圧巻です。伝統のシンメトリーレイアウトにグロスフィニッシュの艶やかな質感、中央に配されたスターマークなど、クラシカルでエレガントな仕上がりは抜群の高級感。インテリアにこだわりたいオヤジの所有欲もこれなら満たしてくれます。

思い返せば私が10~20代だった頃、音にこだわる大人たちが言っていたのは「やっぱりマランツだよね」という言葉。当時から私にとって憧れの存在でもありました。

その後、時代とともにアナログからデジタルへ、CDからネットワークオーディオへと進化していく中でも、マランツは時代の波に合わせながらも「音」、特に「アンプ」に徹底的にこだわり、その地位を守り続けてきたのです。