お盆休みは5歳の息子と新幹線で一緒に帰省予定です。混雑を避けるためグリーン車を予約したいのですが、お得に乗る方法はありますか?

AI要約

帰省時の交通手段としてグリーン車を利用するメリットと、お得に乗る方法について解説。

営業キロによって異なるグリーン車料金や、割引を活用する方法なども紹介。

子連れ帰省時には快適な座席選びも重要であることをアドバイス。

お盆休みは5歳の息子と新幹線で一緒に帰省予定です。混雑を避けるためグリーン車を予約したいのですが、お得に乗る方法はありますか?

お盆や年末年始などの混雑するシーズンの子連れ帰省は、子どもが車内で落ち着いて過ごせるようにするためにも事前対策が必要です。

そこで本記事では、帰省時の交通手段選びについて、グリーン車を選ぶメリットやお得に乗る方法などについて解説します。

グリーン車は、普通車よりワンランク上の車両で座席が広くゆったりとしています。備え付けの雑誌やフットレストがあるなど、車内で快適に過ごすための設備が充実しているところが特徴です。

また、グリーン車では飲み物や食べ物の注文ができるほか、ブランケットの貸出を行うなどのサービスを提供していることもあります。グリーン車は、特別料金の「グリーン券」を運賃や特急・急行券に上乗せして購入し乗ることができます。

グリーン車は新幹線のほとんどに連結されていますが、普通車に比べると車両数が少なめで、列車の中央に位置していることが多いようです。停車駅によっては入口が階段の近くになるため、子連れや荷物が多いときの乗降に便利なようです。

グリーン車を利用するためには、乗車券と別に「普通列車グリーン券」の追加購入が必要になります。

グリーン料金の計算方法は、営業キロと呼ばれる利用する距離と、グリーン券の購入方法によって異なります。グリーン料金には、Suicaグリーン料金があり「モバイルSuica」や「カードタイプのSuica」等、Suicaにグリーン券の情報を記録して購入した場合の料金です。

また、グリーン券は大人・子どもどちらも料金は同額です。営業キロと料金については、表1のとおりとなっています。

※JR東日本「普通列車グリーン車」を基に筆者作成

営業キロを比べると、移動距離が大きくなるほどグリーン車料金が高くなっています。料金に関しては、Suicaグリーン料金のほうが、通常料金よりも少しお得であることが分かります。

普通車に乗るよりも割高になるグリーン車ですが、移動時間を少しでも快適に過ごしたい方にはおすすめだといえるでしょう。グリーン車にお得に乗れる方法として、以下が挙げられます。

・往復割引券などの割引を利用する

・新幹線がパックされたプランでグリーン車に乗る

往復割引券は、往復で利用する場合、片道あたりの営業キロが「601キロ以上」あれば、往復の運賃がそれぞれ1割引になります。また、宿泊も予定しているのであれば、新幹線パックでグリーン車利用の予約をすればお得になるとされています。

例えば、日本旅行には「JR・新幹線+宿泊パック」で新幹線予約の際に、グリーン車を選択できるプランがあるようです。

子どもを連れて乗り物に乗ると、慣れない環境から、子どもが思うように落ち着かないこともあります。ハイシーズンになると自由席はとても混雑するため、帰省時の座席は状況によって選ぶことをおすすめします。

追加料金を払ってグリーン車を選んでも、子どもを静かにさせることに気を遣ってしまい、快適に過ごせない可能性もあります。全体的に考えてよりよく過ごせる座席を選ぶようにしましょう。

出典

JR東日本 普通列車グリーン車

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー