無印良品が新作「寝返りを受け止めるまくら」を発売、約2年かけて商品化

AI要約

「無印良品」が、生活雑貨カテゴリーから新商品「寝返りを受け止めるまくら」を発売する。

新商品は睡眠における重要なファクターである「寝返り」に着目し、寝姿勢に合わせた快適な寝心地を提供する。

無印良品は睡眠関連商品を強化し、今後もスキンケア用品と並ぶカテゴリーの核として成長させる方針を持っている。

無印良品が新作「寝返りを受け止めるまくら」を発売、約2年かけて商品化

 「無印良品」が、生活雑貨カテゴリーから新商品「寝返りを受け止めるまくら」を8月7日に発売する。価格は6990円で、全国の無印良品店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

 同社は、健康寿命への意識の高まりで睡眠関連市場の規模が右肩上がりで拡大していることや、日本人の睡眠不足による経済損失(GDP比)が世界最大であるという調査結果(経済協力開発機構/2021年度データ)を受け、「快適な眠りの提案」をテーマに約2年の歳月をかけて新作「寝返りを受け止めるまくら」を開発。これまで「沈み込み過ぎない枕」など6種類を展開してきた枕シリーズの最新作となる。

 新作では、睡眠における重要なファクターである「寝返り」に着目。人は、体温調節や負荷分散のため一晩のうちに20回寝返りを打つと言われており、約9割が「仰向け」「横向き」のいずれかの体勢をとっているという。このことから「寝返りを受け止めるまくら」では、中央に「仰向け寝用スポット」、両サイドに「横向き寝用スポット」を設けることで、変化する寝姿勢に関わらず、快適な寝心地を実現。中央「仰向け寝用スポット」は、仰向けで寝た時に首が自然な角度になるよう高さは低めで柔らい質感に設計し、両サイドの「横向き寝用スポット」は肩が圧迫されないよう高さを出し、固めの質感に仕上げた。

 機能が長持ちする点も特徴だ。再生ポリエチレンを100%使用しているため汚れても丸洗いができるほか、生地にへたりを感じたら42~50℃のお湯をかけることでふんわりとした質感が復元するという。

 無印良品の生活雑貨カテゴリーはスキンケア用品「敏感肌用シリーズ」のヒットもあり、現在ブランド全体の業績をけん引するまでに成長。月別で見ても今年2月度から6ヶ月連続で前年同月の実績を超えるなど、好調を維持している。今後も同社は需要が高まっている睡眠関連商品を強化していく方針で、部門担当者は「枕だけでなく敷布団やアロマディフューザーなど、睡眠に関わるもの全般に注力し、スキンケア用品と並ぶカテゴリーの核として成長させていきたい」と展望を語った。