我が子の声変わりの最中「やってはいけない」3つのこと…専門家が教える、12歳までに知っておきたい「男の子のための性教育」

AI要約

男子の声変わりについて詳しく解説しています。声帯やのどぼとけの変化、変声期の特徴、注意すべき行動などが述べられています。

声変わり期間は個人差があり、安定するまで3~4年かかるとされています。無理に声を出そうとせず、声帯を傷つけないように注意が必要です。

声変わり中にやらないほうがいいことも紹介されています。長時間の会話や大きな声を出すこと、無理に歌うことは避けるべきです。

我が子の声変わりの最中「やってはいけない」3つのこと…専門家が教える、12歳までに知っておきたい「男の子のための性教育」

小学校高学年になると、早い子では体の変化が起こってくるころ。体の変化にとまどうけれど、親には相談しにくい、知られたくないと思うこともあるかもしれません。そういうときに信頼できる相談先や情報源を見つけておくとよいでしょう。

全国の小中高生に向けて年間180回以上の性教育の講演を行っているサッコ先生こと、産婦人科医の高橋幸子先生の最新刊『12歳までに知っておきたい男の子のためのおうちでできる性教育』から、<我が子に「体毛が生えてきたらどうすればいいの?」…意外と知らない「男の子のための性教育」に専門家が答える>に引き続き、小学生男子が悩む「声変わりの対処法」を紹介します。

「大人の男の人は声が太くて低いのに、子どもは男の子でも声が高いなぁ」と、不思議に思ったことはありませんか。

実際に、大人の男の人の声は、子どもの声よりも1オクターブほど低いのです。その理由は、成長するにしたがって、のどの奥にある声を出すための「声帯」という器官が長く厚くなるから。

それといっしょに、のどの真ん中ぐらいにある「のどぼとけ」も、ボコッと出て目立つようになります。こののどぼとけが、目立つようになってきたら、声変わりの合図ともいえます。

早い場合では小学校高学年ぐらいから声帯が大きくなり、「声変わり(変声)」が始まって声が低くなります。ただ、声帯は大きくなっても発声を調節する筋肉の発育が間に合わないことが多いので、声がかすれたり、出しにくくなったりします。

人によっては、まったく声が出せなくなることも。急に声が出なくなってしまったら、あせってしまいますよね。でも、大丈夫。これも成長のあかしのひとつだからです。

声が出しにくくなって低くなっていくこの時期を、「変声期」といいます。多くの場合、変声期は半年から1年ほど続き、本当に声が安定するまで3~4年かかるともいわれます。変声期の時期に無理に声を出そうとすると、声帯を傷つけてしまうので注意しましょう。

声変わり中にやらないほうがいいこと

・長時間の会話をしない

・大きな声を出さない

・無理に歌わない