「何のために生きているかわからない」天涯孤独の40代相談者にカウンセラーが勧めた「意外な日課」

AI要約

セロトニン不足による憂鬱な気持ちを解消する方法について述べられており、適度な活動や積極的な行動が重要であることが指摘されている。

静と動の休みの両方が重要であり、新しい体験や交流を持つことが満足度向上につながることが説かれている。

人との関係性を築くためには、少しの勇気や努力が必要であることが述べられており、他者とのつながりがネガティブ感情の緩和に繋がることが述べられている。

ひどく憂鬱な気分がいつまでも続くときはどうすればいいのか。日本メンタルアップ支援機構代表理事の大野萌子さんの書籍『ネガティブな自分のゆるし方』(クロスメディア・パブリッシング)より、気持ちを明るく前向きにする方法を紹介する――。

■家でダラダラしていると「セロトニン不足」に陥る

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仕事は充実していて収入にも満足しているが、特に趣味がなく、休日の過ごし方に悩む。家にいてもやることがなく、ただ虚しい気持ちになってしまう。

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 心と体を回復させるために休みを取ることは大切ですが、やることがなさすぎるのもネガティブになる原因になります。

 脳の興奮を抑えて心身をリラックスさせる「セロトニン」というホルモンがあります。

 別名「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンを生成するには、ある程度の活動が必要になります。例えば、適度な運動や食事、日の光を浴びるなど、何かしらのアクションが必要です。

 その反対に、何もせずに家でダラダラしている、ボーッとして時間が過ぎてしまうといった週末を繰り返していると、セロトニン不足に陥り、幸せを感じにくくなってしまうのです。

■「動」の休みが人生の満足度につながる

 休むことはもちろん大切ですが、身体を休める「静」の休養だけでなく、どこかに出かけてみたり、今までやったことのない新しい体験をしてみたりなど、積極的な「動」の休みが人生の満足度につながります。

 家の中でじっと待っていても、新しい交友関係は生まれません。まずは勇気を出して自分から動き、人と関わりを持っていくことを意識しましょう。

 ほかにも、SNSで知り合いに「いいね」やコメントをしてみる、学生時代の友人に久しぶりに連絡をしてみるなど、最初は人に対して何かしらの小さなアクションを起こすだけでもかまいません。

 人との関係性を築くには、一定の時間と、多少の努力は必要になります。

 誰かとつながりを感じられることで、今感じているネガティブ感情は少しずつ小さくなっていくでしょう。