こんまりメソッド「片づけ祭り」は順序が大切!判断しやすい衣類からスタート

AI要約

片づけのプロである近藤麻理恵さんが提唱する「こんまりメソッド」の一環である「片づけ祭り」を紹介。最初は衣類から始め、具体的なステップを示している。

片づけ祭りは、衣類、本類、書類、小物類、思い出品の順に進めることが重要。判断しやすいものから始め、ときめきの感覚を磨いていく。

STEP1では家じゅうの洋服を全部出し、STEP2では一つ一つ触ってときめくか判断し、STEP3では丁寧に片づける。カテゴリーごとに行ない、迷ったときは身に着けてみるのも有効。

こんまりメソッド「片づけ祭り」は順序が大切!判断しやすい衣類からスタート

ものも情報もあふれ、選択しにくい現代だからこそ「片づけで人生が変わる」というのは、「こんまり」こと近藤麻理恵さん。こんまりメソッドには、すべてのものをときめくかどうかで残すか手放すかを判断する「片づけ祭り」と、片づけたあとに行なう「日常の片づけ」の2種類があります。今回は、「片づけ祭り」の仕方を教えてもらいました。

※この企画は『明日の自信になる教養(3) 池上 彰責任編集 部屋も心も整う片づけ学』(KADOKAWA)の内容に加筆し、再構成しています。

教えてくれたのは▷片づけコンサルタント 近藤麻理恵さん

1984年生まれ。幼少期から片づけの研究を始め、独自の片づけ法「こんまりメソッド」を考案。著書『人生がときめく片づけの魔法』(河出書房新社)は、シリーズ累計1400万部超のベストセラー。2014年からはアメリカでの活動を開始し、2022年にはネットフリックスの冠番組で米デイタイム・エミー賞を受賞。

■片づけ祭りを始めよう! 最初は衣類からスタート

判断しやすい衣類から着手

衣類は、残すか手放すかの判断が比較的しやすく、トップス、下着などはっきりと分類できるため、手をつけやすい性格のものです。心臓に近いトップスから始めるなど、衣類の中でも片づけやすい順番があります。毎日使うため、片づけ後のときめき増進効果も大です。

■【STEP1】出す

クローゼットや引き出しに収納しているものや、家じゅうのいろいろな場所に置きっぱなしの衣類を探して1カ所に集める。量が多いときは、種類ごとに山を作ってもよい。

■【STEP2】選ぶ

集めて山にした衣類を一つ一つ両手で触って、ときめくかどうかを判断する。迷ったときは身に着けてみるのもよい。手放すと決めたものには感謝して、丁寧に処分する。

■【STEP3】しまう

ハンガーに掛けてクローゼットなどにしまうか、畳んで引き出しなどにしまう。収納力がアップするため、畳む収納がおすすめ。一目で見渡せるように収納すると、使い勝手も向上。

■1~3のステップをカテゴリーごとに行なう

この順番で片づけるのが大事

1. 衣類

2. 本類

3. 書類

4. 小物類

5. 思い出品

3ステップをカテゴリーごとに進めていきます。片づけ祭りをスムーズに進めるためには、上の順番に行なっていくことが重要です。判断しやすいものからときめきの感性を磨いていくと、最後は判断が難しい思い出品もときめきチェックできるようになります。

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まずは、STEP1の「家じゅうの洋服を全部出す」ことをしっかりやり遂げて、気持ちよく「片づけ祭り」をスタートさせましょう!

撮影/西村彩子 イラスト/水谷慶大 取材・文/生島典子