「自ら学ぶ子ども」に育てたいなら…“リビングの環境づくり”で親が気をつけるべきこと

AI要約

えみさんは、子どもの教育に独自の視点で取り組んでおり、生きていくために必要な「考える力」を育てることを重視している。

リビングの環境が子ども達の学びに与える影響は大きく、物の配置を工夫することで子ども達が自発的に学びに向かうようになった。

アクション数を減らすことで、子ども達の行動や習慣に影響を与えることがわかり、環境設定の重要性を実感している。

「自ら学ぶ子ども」に育てたいなら…“リビングの環境づくり”で親が気をつけるべきこと

独自の視点で子どもの教育に取り組み、イラストと文章で発信するえみさん。えみさんの「教育」は、いわゆるお受験対策のような「お勉強」ではなく、生きていくために必要な、「考える力」を育むこと。これからの時代を「たくましく生き抜く」子どもの育て方とは?具体的なエピソードを交えて紹介していただきます!

我が家は、親も子もリビングで過ごす時間がとても長いです。そのため、リビングの環境が生活に与える影響は絶大!色々と試行錯誤しながらリビングの環境を整えてみたところ、子ども達が自分から学びに向かうようになりました。

物の配置を考える時には、「アクション数」に気をつけて配置しています。「アクション数」とは、物を出し入れするのに必要な動きのことです。

たとえば、クローゼットの中の棚の引き出しにしまっているクレヨンを取り出す場合、

アクション1:クローゼットを開ける

アクション2:棚の引き出しを開ける

アクション3:引き出しからクレヨンの箱を取り出す

アクション4:箱からクレヨンを取り出す

と、4つのアクションが必要です。この、アクション数が多くなればなるほど、物を取り出しにくくなるんですよね。

我が家は引っ越してきた当初、リビングの見た目を気にして、本棚をウォークインクローゼットの中に入れていました。しかしそれだと、本を手に取るまでに「ウォークインクローゼットの扉を開ける」というアクションが必要なのです。この1アクションのハードルが思った以上に高くて、子ども達は本を手に取らなくなりました。

そこで「これでは本棚の意味がない」と思い、本棚をリビングの椅子の横に配置換えしたところ、アクション数0で本を手に取ることができるようになったため、あっという間に子ども達の読書習慣がつきました。ちなみに国語辞典のカバーを外しているのも、一つでもアクション数を減らすためです。

子ども達を見ていると、「環境が行動に与える影響は大きい」ということを日々実感します。子どもが学びに向かいたくなるリビング作り、とってもオススメです!

長女・みいちゃん、長男・とうくん、次女・あーちゃんの3人を育てる母。

インスタグラムで、その子育て法を漫画で紹介したところ、「ためになる!」「我が家でも取り入れたい!」と話題に。

コーヒーと甘いものが大好きです。