48歳美容家・石井美保さん「奇跡の美肌」を支えていたのは意外すぎるマインドだった

AI要約

美容家・石井美保さんが提唱する「こすらない美容法」は、1週間で実感が得られる効果があると説明されている。

肌に合ったクレンジングや洗顔を選ぶことが重要であり、メイクの薄さに合わせた適切な製品を選ぶことがポイント。

自分の肌質を知り、自分に合ったスキンケアアイテムを見極めることが大切とされている。

48歳美容家・石井美保さん「奇跡の美肌」を支えていたのは意外すぎるマインドだった

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紫外線による肌荒れや汗によるべたつき、エアコンによる乾燥…肌トラブルが何かと多い夏は、目前に迫っています。しかし、SNSのタイムラインは大型アカウントの美容情報で飽和状態、「毎日パック」の効果の有無をめぐる激しい論争も記憶に新しく、肌美容について「何を信じればいいのかわからない」とお困りの方も多いのではないでしょうか。

6月21日に新刊『スキンケアで肌を毎日いためていませんか? こすらなければ、美肌』の刊行を控えた美容家・石井美保さんへのインタビュー取材の後編。48歳とは思えない「奇跡の美肌」を支えていたのは、論理的かつシンプルな「こすらない美容法」でした。根拠のない情報に振り回されないことが大事だと言う石井さんに、「自分と向き合う」心構えをお伺いしました。

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 ーー「こすらない美容法」はどれくらいで効果を実感できるものなのでしょうか? 

 ビフォーアフターを写真で撮ったとき、歴然とした差が出るのは1ケ月くらいですが、そもそも皆さんに「ちょっと変わったかも」と実感していただけるのには、およそ1週間もあれば十分。ですから、どんなに面倒くさがりな人や美容にそこまで情熱がない人でも、取りあえず「こすらない」ということならできそう! と思ってもらいたいですね。

 ーー『こすらなければ、美肌』への化粧品の掲載が最小限なのも、そういうことなのですね。

 そうですね。お金をかけることより、なんでも「厳選すること」が大切。例えば化粧水であれば、高ければ良くて、安ければダメということではなく、それよりも「丁寧につける」ことの方が大事だったりもします。むしろ、皆さんが「何でもいい」と思って選びがちな、「クレンジング」と「洗顔料」こそ、一番真剣に選んでもらいたい。

 そもそも皆さんの中に、美容液や化粧水といった「入れ込むもの」の方にお金をかけるべきという発想があると思うのですが、実はそうではない。「落とすもの」こそ、自分の肌に究極に合うものを探してほしいです。

 ーー「究極に合うもの」と言いますと…? 

 たとえば、最近は薄めのメイクが流行しています。昔と比べてナチュラル思考だと思いますし、マスク生活を経てファンデーションも薄くなっている。アイメイクも、今は薄めが人気だと思うんですよ。にもかかわらず、皆さん、オイルクレンジングでガーッとメイクを落としていませんか? 

 メイクは薄いのにオイルクレンジング、というのが、もう「合っていない」んです。手っ取り早く落ちますし、便利ですから、皆さんオイルを使い続けがち。でも、薄めのメイクであれば本当はミルククレンジングで十分。落ちなさそうとか、ベタベタしそうといったイメージもあるかもしれませんが、一番合うはずのミルクをすっ飛ばして、最も洗浄力の強いオイルを使うことによって、肌荒れや乾燥に繋がっていることが多いんです。

 だから、自分の肌質を知って、自分に合うクレンジングと洗顔を見極めることがまず最初の課題ではないでしょうか。