今年も《カメムシ》注意報発令中!?大量発生の恐れあり? 効果的な対策と正しいニオイの落とし方

AI要約

カメムシの大量発生に備えて、家庭での対策や臭いの対処法について紹介。

洗濯物に付着したカメムシに気を付けることや、雑草の除去、虫よけ効果のあるスプレーの活用など。

カメムシを取り扱う際は慎重に、臭いを出さず優しく捕獲する方法を紹介。

今年も《カメムシ》注意報発令中!?大量発生の恐れあり? 効果的な対策と正しいニオイの落とし方

 刺激を受けると悪臭を放つカメムシ。今年は「カメムシ注意報」が出されており、各地で大量発生が予想されていますが、ネット上ではすでに「大量のカメムシを見かけた!」という声も。今回は家庭でのカメムシ対策や、臭いがついてしまったときの対処法を紹介します。

 洗濯ものにカメムシがくっついていると、思わずゾッとしますよね。カメムシは白っぽい明るい色や、柔軟剤のフローラルな香りを好みます。洗濯ものを取り込むときは、カメムシがついていないかよく確認しましょう。激しく振ったり叩いたりして刺激すると、悪臭を発することもあるので注意してください。

 カメムシは草木がある環境を好み、雑草が生えていると繁殖しやすいので、自宅の雑草や落ち葉はきちんと取り除いておくのが大切。またハッカ油やミントの香りが苦手なので、玄関周りや窓枠などに、ハッカ油と水を混ぜたスプレーを散布すると虫よけ効果が得られます。

 カメムシの体は平べったく、2~3ミリの隙間からでも侵入するといわれています。ガラス戸と網戸の枠の間などは、隙間テープで塞ぐようにするとよいでしょう。

 もし家にカメムシが入ってきても、叩いたり潰したりすると悪臭を出す危険性があります。掃除機で吸い込みたくなりますが、掃除機の内部で悪臭を放つ可能性があるので、こちらもおすすめできません。悪臭を出させず捕獲するには、刺激しないようにティッシュで優しく包んで取るのが定番の方法です。粘着力が強い布ガムテープをカメムシの背中にくっつけ、おなか側からもテープで覆うようにサンドするという方法も。この方法だと臭いを出さずに処理できます。

 市販のカメムシ捕獲器や、虫を凍らせるタイプの殺虫剤も効果的です。

 カメムシが壁や天井にとまっていたり、虫が苦手で近づきたくないときには、牛乳パックやペットボトルで作った捕獲機を使いましょう。SNSで多くの人が効果ありと投稿しているのがペットボトルで作るカメムシホイホイ。作り方はすごく簡単。まず、ペットボトルの上部1/3くらいをカットします。飲み口が内側になるようにひっくり返します。ガムテープで固定させながら下部とドッキングさせます。

たったこれだけで出来上がり!

 使い方は、容器の口を壁などにとまっているカメムシに近づけて、中に落としすだけカメムシが自分自身のニオイで動かなくなるそうです。中に水と中性洗剤を入れておけば、ニオイを発することなく動かなくなるということなので、試してみてはいかがでしょうか。

 カメムシの臭いの成分は、油に溶けやすく水に溶けにくい性質をしています。そのため服などについてしまうと、水洗いだけではなかなか落ちません。油汚れに強いクレンジングや中性洗剤などでもみ洗いしてから洗濯するほか、スチームアイロンの熱で臭いの成分を飛ばしてしまう方法も効果的ですよ。

 カメムシをみかけても刺激するのは厳禁です。悪臭を出させないように、落ち着いて対処することを忘れないようにしましょう。カメムシを見つけても騒がず、冷静になることが一番の対策かもしれませんね。